第二十一話 平和な日常
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ミルクティーをいれようとしたのだが、肝心の茶葉が切れている。
シャッハ「すみません、では今から…」
一輝「いや、俺が行く。たまには運動しねえと、身体が鈍るからな」
そう言って買い出しに出かける一輝。
そこで思わぬ出来事が起こることを知らずに。
買い出しをしていた大輔達はアリシアがミルクティーが飲みたいと言い出したため、茶葉が売っている場所に向かった。
そして紅茶の茶葉を見つけ、手を伸ばした時、誰かの手にぶつかった。
大輔「すみません」
一輝「いや、俺こそ…ん?」
一輝が大輔を見た時、思わず硬直した。
光が丘にいたあの姉弟の大輔に似ていたから。
一瞬勘違いかと思ったが、この世界にはいないはずのデジモンまでいるということは…。
一輝「(試してみるか…)七年前に起こった光が丘テロ事件」
大輔「!!?」
フェイト、アリシア「「?」」
ブイモン[え?]
フェイト、アリシア、ブイモンが首を傾げる中、大輔は目を見開いた。
一輝「その反応はどうやら俺と同じ次元漂流者か」
フェイト「あなたも次元漂流者なんですか?」
一輝「ああ、そしてお前にはジュンっていう姉がいなかったか?」
大輔「…何で知ってんですか?」
一輝「覚えてねえか。まあ、無理もないか。七年も会ってねえしな。伊藤一輝。昔、光が丘で遊んだろ?」
大輔「っ!!」
それを聞いて大輔は思い出した。
姉と一緒に遊んでいた自分を可愛がってくれた兄貴分を。
大輔「え?一輝兄ちゃん?一輝兄ちゃんなのか!!?」
一輝「おう、久しぶりだな大輔」
成長した弟分に一輝は嬉しそうに頭を撫でる。
フェイト「大輔?」
アリシア「このお兄ちゃん誰?」
大輔「この人は俺と同じ世界出身で、俺の兄貴分の人なんだ」
フェイト「そうなんだ…初めまして、フェイト・テスタロッサです。」
アリシア「アリシア・テスタロッサです!!」
一輝「ん?ああ、よろしく」
ブイモン[で、俺は大輔のパートナーのブイモン!!よろしくな!!]
一輝「大輔のパートナー?大輔、お前も選ばれし子供なのか?」
大輔「え?お前もってことは兄ちゃんも?」
一輝「当たりだ。」
D-3を見せる一輝に大輔は驚く。
大輔「兄ちゃんも選ばれし子供だなんて…」
一輝「あんまり嬉しくはねえけどな。俺、デジモン嫌いだし」
アリシア「どうして?」
一輝「光が丘テロで家族が…な…まあ、とにかく。デジモン嫌いは前よりはマシにはなったし。流石に弟分のパートナーにまで敵意は向けねえよ」
大輔「兄ちゃん…」
一輝「まあ、久しぶりに会ったんだ。一緒に茶でも飲まないか?」
大輔「うん、久しぶりに兄ちゃんと話したいし。」
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