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鎧虫戦記-バグレイダース-
第02話 隻眼のハト
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合率が低い。

移植した″鎧虫″細胞は、人体と完全に結合し一体化
そして、″侵略虫″の人為的作成まで持ち込むのである。

そして、″侵略虫″の人間より高い適応性を用いて
鳥の体細胞の移植も楽に行うことが出来るのである。

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「うおおおおォォォォォォォォッ!!」

セキレイは猛烈なスピードで、対″鎧虫″用ライフル発射マシンに駆け寄った。

「ドラアアァァァァッ!!」

 バキャッッ!!

放たれた一撃は、対″鎧虫″用ライフル発射マシンの電源部分を粉々に破壊した。

 ウィーーーン ウィーーーン

?排除、排除、排除、排除、排除―――――――――――?

しかし、対″鎧虫″用ライフル発射マシンの他にも
マシンガンやバズーカ、地雷を持った多数のマシンが起動し
ここに集まって来ていた。

「獲物を俺の為に用意してくれるとは‥‥‥‥ありがたいぜ」

 ザワザワザワザワザワザワザワッ!!

セキレイはついに全身を変身させた。
さすがにこの数では本気を出さなければ勝てないからである

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最終的にハイブリットした3つの遺伝子の微調整を行う。

″鎧虫″や″侵略虫″は分かりやすくいえば
チョウの″鎧人″マリーの口器が右腕から生えているように
遺伝子の選択的発現能力を持っている。
(ハチの針が本当に尻から生えたら強いか?という話)
本来変身する形をさらに弄ることで戦闘に特化したものにしようとする能力である。

この調整を行っておかないと、器官が欠如したものや本来いらない肢が生えているなど
バランスの崩れた不定形生物になってしまうからである。

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 ドォォォォンッ! バシュゥゥーーーッ! ドガガガガガガガガガガッ!

爆弾やロケットランチャー、サブマシンガンまで用意されており
セキレイは奴らに近づきようがなかった。

「ゴホゴホッ、テメェら、機械のクセに進化した人類なめんじゃねぇぞッ!!」

しかし、セキレイは諦めなかった。

それは彼の鳥の能力によるものだろうか?
黒い羽毛、青く染まった髪、太く発達した両の手足、獲物を引き裂く鉤爪。

否、鳥の能力ではない。

それはセキレイ自身の意志の力。彼の“自由”を求める心がそうさせているのだ。

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そんな大規模な手術など出来るわけがないと誰もが博士をあざ笑った。
しかし、博士はセキレイの手術を成功させてし
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