準決勝の相手
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木野が叫ぶと1人の男が叫んだ。
「めっ、メイド喫茶ですと!?」
目金だ。
「「なに、それ」」
心美と夏未が同時に呟き目金に冷たい視線を送った。
「そんな連中がよく勝ち進んで来られたねぇ」
とマックスが呟く。
全くもってその通りだ。俺は心でマックスと同じ事を思っていた。
「これは準決勝の相手は尾刈斗中で決定でやんすね!」
「だけど今回は豪炎寺が居ないんだ……前みたいには……」
俺が呟いた、その時だった。
「大変です!大変です!」
音無が叫びながら部室に入って来た。
「どうした?」
円堂が音無に声を掛けた。
「今、準々決勝の結果がネットにアップされたんですけど………」
「尾刈斗中が負けたぁ!?」
円堂が叫んだ。
「あの尾刈斗中を倒すなんて……」
俺が呟いた。
「一体秋葉名戸学園ってどんなチームなんだよ…」
「これは行ってみるしかないようですね…メイド喫茶に!」
目金が興奮気味に話す。
「秋葉名戸学園とやらがあの強豪尾刈斗中を破った訳がきっとあるはず、その訳がメイド喫茶にあると僕は見ました…」
まだ目金は言葉を続ける。
「行きましょう!円堂くん!」
目金が叫んだ。
「で、でも」
と円堂は何か言いかけるが
「僕達は秋葉名戸学園の事を何も知りません、これは…これは試合を有利に進める為の情報収集なのですよ!」
と目金が胸を張って叫んだ。
「なるほど…よし行ってみようぜ!」
と、何故か目金の言葉に納得した円堂が叫んだ。
「まじかよ………」
俺は呟いた。
「単純……」
夏未も呆れたように呟いた。
そして俺たちは何故かメイド喫茶に向かうことになったのだった。
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