空白期 第21話 「ユーリとお出かけ その3」
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問に思うのは凄く理解できる。だがユーリは別に太っていないし、普通に考えればこれからどんどん背も伸びるだろう。体重を気にするにしてもまだ先なのではないだろうか。俺が女だったなら違った考えを持ったのだろうか……
「そう? この前量ったときは結構太ってたんだけど」
「それは太ったんじゃなくて背が伸びたんですよ!」
「あっ、なるほど……まあそんなことよりお菓子食べよう!」
「それもそうですね。でも食べすぎはダメですよ。お菓子ばかり食べてご飯が入らないと怒られますから」
「大丈夫、分かってるって!」
レヴィとユーリは腰を下ろしてメニューを見始める。ふたりのマイペースな展開に赤面していた少女達もいつの間にか呆気に取られていたようだが、どうにか落ち着くことができたらしい。
「たくさんありますね。どれも美味しいそうですし迷います」
「そうだね。全部食べたいところだけど、さすがにご飯が入らなくなっちゃうし……あっそうだ。ねぇなにょは、なにょはってここの子供なんだよね。オススメってどれかな?」
「あ、うん、えっとね……って、なのはだよ。なのは!」
「そんなのはいいから、オススメ教えて」
「いやいや、良くないよ!」
「ところで、そっちの子って誰?」
「そっちから話しかけたのに無視!?」
「八神ハヤテさんですよ。ショウさんの大切な人です」
「そっか。よろしくねはやてん……あっ、でも王さまは小鴉って呼んでたっけ。はやてんと小鴉っち、どっちがいい?」
「え……好きなほうでええけど」
「うーんじゃあ……考えとく」
自分から質問したのに決めないのか……本当に自由な奴だな。にしても高町、不遇さに落ち込んでるな。まあシュテルのときといい、今といい振り回されてばかりだからな。レヴィ達の性格を変えることができない以上、頑張れとしか言いようがないけど。
「あはは……ずいぶんとマイペースな子やな」
「はやて、あんたこの子を見てもあんまり驚いてないわね」
「まあな。なのはちゃんのそっくりさんにも会ったことあるし、自分のそっくりさんにもこの前会ったからなぁ。それに何ていうか……ユーリちゃんのせいで驚く体力が残ってなかったんよ」
「あぁ……うん、お疲れ」
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