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転生とらぶる
マブラヴ
0843話
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装置も用意されている。こちらに関しては、先程マリューに頼んだように転移区画にもあるのだが。
 その格納庫に影のゲートを使って姿を現すと、ここの担当の量産型Wが早速近寄って来た。

「隊長、何かご用でしょうか」
「ニヴルヘイムを出す。ニヴルヘイムを動かす要員はここに揃っているな?」
「はい、全部で837人。いつでも出撃は可能です」
「そうか、ならすぐにでもここに集めろ。影のゲートで一気に転移区画に向かう」
「了解しました」

 量産型Wが素早く敬礼して去って行くのを見ながら、俺も遊んではいられないとばかりにニヴルヘイムを係留している専用の装置の下へと向かう。
 そのまま空中に浮かんでブラックホールエンジンで作り出した無重力帯の中へと突入してその装甲へと触れると、次の瞬間には全高5kmを超えるニヴルヘイムは一瞬にしてその姿を消していた。
 あるいはもし誰かがここにいたのなら、驚愕で目を見開いたであろう光景。
 もっとも、ホワイトスターを収納した時に比べればどうという事もないんだけどな。
 そんな風に思いながら先程の場所へと戻ると、そこには既に量産型Wが続々と集まってきている。
 さすがにこの短時間で全員が集まるというのは無理だったが、それでも半数以上は既に集まっていた。

「後どれくらいで全員集まる?」
「5分程かと」
「……そうか」

 多少不満はあるが、この広大な格納庫の中に800人以上が散らばっているのを考えれば、寧ろ時間は掛からない方だろう。
 にしても、自分で言っておいてなんだが、こうも早くBETAと戦う事になるとはな。いや、勿論望むところではあるんだが、それでも予想外の早さと言ってもいい。
 バジュラに続いて多くの経験値やPPを入手出来ると考えれば、それ程悪い事じゃない。それに、このままアラビア半島が陥落すれば色々な意味で不味いしな。
 そんな風に考えていると、量産型Wが声を掛けてくる。

「アクセル隊長、全員集まりました」

 その言葉に周囲を見回すと、量産型Wは全員が既に整列しており準備万端といった様子だ。

「分かった。ならこれから転移区画に移動する。向こうに到着したら、すぐにニヴルヘイムの準備に取り掛かれ」
「了解しました」

 命令に量産型Wが頷くのを確認し、そのまま再び影のゲートを展開する。
 さすがに800人を超える程の人数を影のゲートで送り込むとなると魔力が急激に消耗していき、SPの数値はかなりの早さで減っていく。
 だが、それでも800人以上がホワイトスターの通路を移動するとなると、ちょっと洒落にならない時間が掛かる。それを思えば、多少の負担はあれども俺が転移させた方が効率的だろう。
 SPに関しては、SPブーストで時間が経てば回復するんだし。
 そんな風に考え
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