暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0843話
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BETAがそれ以上に最高の活躍の場所を与えてくれた以上はそれに乗じさせて貰うとしよう。
 脳裏のリストからニーズヘッグを選択し、俺の隣に現れたその機体のコックピットへと乗り込み、念動力のチェックを含めた個人認証を済ませて機体を起動。

「ブリッジ、聞こえているな? こちらアクセル・アルマーだ。これからシステムXNを起動する」
『ええ、了解したわ。こっちはいつでもいいわよ』

 そう答えたのは、マリュー……ではなく、レモン。
 小さく目を見開いた俺の様子に悪戯っぽい笑みを浮かべて口を開く。

『マリューはホワイトスターの方に連絡をしているから、手が離せないのよ。だから私が通信を受けた訳。それで、こっちはいつでもいいわよ。既にホワイトスターの方でも着々と準備が整えられているわ』

 レモンの言葉に一度頷き通信を切り、システムXNを起動する。

「システムXN、起動。リュケイオスとのリンク……接続確立。座標固定完了、転移フィールド生成開始」

 その言葉と共に、ニーズヘッグから光の繭のような物が産み出されて、急激にその大きさを増していく。
 シロガネ全体を覆い隠す位置まで繭の大きさが広がったのをT-LINKシステムによって確認する。

「転移フィールド生成完了。……転移」

 その言葉と共に、次の瞬間にはマブラヴ世界のニューヨークにいた筈のシロガネは、ホワイトスターの転移区画へとその姿を現していた。
 一応シロガネの周囲の様子を確認し、ブリッジへと通信を入れる。

「マリュー、これからニヴルヘイムを持ってくるから、機体の搬入を可能な限り頼む。それと、ニヴルヘイムの転移が完了するまではリュケイオスの使用を一時制限すると各世界に連絡を回してくれ」
『各世界への連絡は既に終わっているわ。後は今メギロート、イルメヤ、量産型Wの操縦しているシャドウが続々とこちらに集まってきてるから、アクセルは早いところニヴルヘイムの方をお願い』
「分かった。転移区画にニヴルヘイムの受け入れ準備を頼む。ああ、それとシロガネのブリーフィングルームにいる観戦武官一同をニヴルヘイムに移す準備も頼む。それ以降に関してはエザリアに任せる」

 それだけ告げ、ニーズヘッグから降りてニヴルヘイム専用の格納庫へと影のゲートを開く。
 一応転移区画はニヴルヘイムが移動出来るだけの高さはあるが、それでもまさかこの転移区画にシャドウミラーの中でもトップシークレットに近い軍事機密のニヴルヘイムを置いておくわけにもいかないので、専用の格納庫を用意したのだ。
 何しろ高さ5kmで、最下降部はフレイヤ発射口がついているのだから、停止させておくにも専用の施設が必要になる。具体的に言えば、ブラックホールエンジンによる重力制御で無重力状態を作り、尚且つ専用の乗り込む為の
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