少年と闇の少女
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ルーミアから戦意が無くなったのを確かめると俺はM3を霧散させた
M3は役目を終え、光の粒となって空中に溶けていった
「はわー、潤は強いのだー、ビックリなのだー」
「たまたまだよ、俺だってルーミアの弾はかわしきれないだろうし、相殺が出来ていなかったら負けてたさ」
今回ルーミアと戦って確信した事がある、目が覚めた時は日本のどこかだろうと思っていたが、今なら言える…ここは日本じゃない、さらに言うなら地球上のどこでも無いと
つまり俺は誰かの陰謀みたいなので別世界に来てしまった可能性が非常に高いって事だろう
「うぅ〜、潤には負けちゃったし、お腹もすいたのだ〜」
「あ、そうだ、ルーミアこいつを食べるかい?」
と言って俺が差し出したのはチョコレートだ、何の変哲もないただの
チョコレートだけどね
「わはー、いいのかー?ありがとなのだー♪」
チョコレートを受け取ると体全体で喜びを表すルーミア
…可愛いな
「ハグハグ…ぷはー、おいしかったのだー、ありがとなのだ潤!」
ルーミアはチョコレートを食べ終えて満足したようだ、さて、これからどうしようか
「そう言えば潤は外来人なのかー?」
「さあ、俺が目を覚ましたら森の中で寝ていたんだ、詳しくは分からない」
「なら、多分外来人なのだー、外来人ならけーね先生の所にいくのがいいのだー」
「そのけーね先生は一体何処にいるんだい?」
「けーね先生は人里で寺子屋をやっているのだ、今から私が案内するから一緒にいくのだー」
人里…か、俺がこの世界に入り込んだ理由もそこなら分かるだろうか、いや、分からなくともせめてヒントは欲しいな、そして俺をここに送り込んだ犯人の情報も、そのけーね先生に会えば少しは進展するだろうか、まあ、結果は行ってからのお楽しみ…かな
とりあえず今は人里に行こう、
俺はルーミアと一緒に人里へと向かった
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