暁 〜小説投稿サイト〜
東方並行世界〜深緑の少年〜
少年と闇の少女
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どうでもいいか、それよりルーミアさんジタバタするのはいいんだけど、絶対領域の奥がチラチラと見えてるので、何とかなりませんかね

「あ、そうだ!目の前にご飯があったのだー」

そうか、近くに飯があったのか、しかしキョロキョロと周りを見渡してもそれらしき物はどこにもない、ルーミアにしか見えない飯でもあるのだろうか?

「それじゃあ、いただきまーす♪」

ルーミアが満面の笑みで俺に飛びついてくる、つまりさっきルーミアが言っていた飯は俺の事だろう、そして俺が今ルーミアをかわしきれなかったら俺はルーミアの腹の中に行くだろう、だから俺はルーミアを避ける為に地面を転がった

「あわわ、何でかわすのだー?」
「食われそうなのにかわさない奴はいないだろう?」
「むー、でもこれはかわせないはずなのだー!」

ルーミアはそう言うと懐から一枚のカードを取りだした、そして声高らかに

「『月符』ムーンライトレイ??」

そしてルーミアから光る弾?みたいなのが無数に飛び散る

「おぉ??何じゃこりゃ??」

弾を辛うじてかわしてはいるがいかんせん数が多すぎる、いつかこのままだとジリ貧で押し負けるだろう、
あんまり使いたくは無いけど…アレを使うか、
俺はソレを生み出す為に手のひらにイメージする

創造をエネルギーに、イメージを形に!

俺がイメージし生み出すのは、大量の弾を放ってくるルーミアに対し対抗出来うるであろう物
今回は、こいつで決定だ…

「さあ、来い、俺のイメージ!」

黒い煙が俺の手を包み込み、確かな感触に生まれ変わる
そして完成したそれは
M3スーパー、ショットガンだ

「はわー、何なのだそれはー」
「キミを倒す俺の武器だよ、こっちからも攻めさせてもらおうかな」

俺はルーミアが放った弾に向けトリガーを引く
銃口から一瞬吹き出た炎と同時に火薬の破裂音、その次にルーミアの弾を撃ち消さんとする無数の鉛玉が飛び出てゆく
そしてルーミアが放った弾の大半を一発で消す事に成功

「はわわ、私のスペルカードを一瞬で…あなたはどんなスペルカードを使ったのだ?」

ルーミアは驚愕している、それでも残った弾をに向かって飛ばしてくる、だが

「その弾なら、簡単に消せるんだよね」

もう一発、ルーミアの弾に向け放つ、そしてルーミアの弾は全て消え去った

「そんな、私のスペルカードが、ってわあ!」

自分の技を破られ愕然とし、隙だらけになっていたルーミアの懐に飛び込み鼻先に銃口を向けてやる

「どうする?ルーミア、降参するかい?」
「あうぅ〜、参ったのだ〜」

ルーミアは俺の降伏上を受けるとへなへなと力なく地面に座ってしまった

「潤に負けたのだー、人間なんかに負けたのだ〜」

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