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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
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volume-5 new year
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ださい」
はやてと久しぶりに再会することを果たしたリインフォース。彼女は、所属している部隊の仕事上休みもほとんどなく、家に帰れるのはいつになるか分からない状態でとても劣悪な職場環境である。それに加えて、リインフォースの部隊にはあともう一人男が所属するだけとなっているのだ。部隊所属人数二人。
彼女たちの仕事内容はここで明かすわけにはいかないが、話の内容から裏の仕事に関わることなのだろうか。あまり深入りしてしまうのはよくないため、ここらで話を切る。
今回たまたま仕事で地球の近くまで来て、三時間だけ時間が取れたため急遽休息を取ることにしたのだ。疲れもたまって来ていたし、精神的にもくるものがあったため、男としてはいずれ休憩を取るつもりでいたが、意外な形で取ることが出来た。これは嬉しいことである。
あの三人とリインフォースはあったようだが、男にはその資格はないと自分で思っている。何も言わずに勝手に三人の前から姿を消してしまったことに罪悪感を感じているのだ。今更どの面下げて会いに行けばいいのだろうか。そんな後ろめたさも手伝って再会には至らなかった。
最後にここから見える海鳴市の眺めを目に焼き付けておく。どこかのビルの屋上から見える海鳴市は、初日に照らされてきらきらと輝いていた。そんな街の姿に涙がこみ上げそうになる。リインフォースが目の前にいるためぐっと堪えるが。それでも、心のどこかに感じていた寂しさが埋められていくような気がした。――――さて。
「リインフォース、先に戻っていてくれないか? 俺は人と会う」
「……そうですか。では、すぐに出られるように準備して待ってます」
「ああ、頼む」
そう言ってリインフォースは、光に包まれてビルの屋上から姿を消した。男と乗る次元巡航艦に転移していったのだ。残ったのは銀髪の男一人だけ。転移した際に何か言いたそうにしていたが、何かを察してくれたのか何も言わずに転移していった。男はいい相棒に巡り合うことが出来たのかもしれない。
だが、すぐに屋上の扉が開かれて誰かが出てきた。その人は男の姿を視界に収めるとその男のもとへと向かう。
「……出来ることなら誰にも会いたくなかった。まあ、何だ、その……久しぶりだな、恭也」
「なんだ久しぶりに会ったと思ったら、ずいぶんと歯切れの悪い言い方をするようになったな、燐夜」
屋上に残っていた銀髪の男は、六年前に海鳴市から急に姿を消した三桜燐夜だった。容姿はそんなに変わっていないように思えるが、唯一、瞳の色が左右で違っていた。昔はどちらも同じ色であったのに今は、右目が青に左目が赤になっていた。その理由は恭也には分かるわけがなかったが、ナハトヴァールの力の影響で左が赤に。アルダーヴァレリオンとか言う古代最強のドラゴンの
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