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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
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volume-5 new year
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けると人をかき分けてこっちまで来る。
「はやて!!」
「アインス!?」
一年ぶりの再会で感極まったのかアインスがはやてに抱きつく。どうしてここにアインスがいるか理解が追い付かないはやてはまだ混乱していた。
なのはもフェイトも二人の再会に目に熱いものを感じていた。空気を読んでこの場から離れようとしたが、アインスがそんなに遠慮されても困ると二人に言うので二人も一緒にいることにする。
ようやく落ち着いたのかはやてから離れたアインスは早速まわろうとはやての手を引っ張ろうとするが、はやてはアインスがここにいる理由を知りたくて待ったをかける。もし仕事から逃げてきたのであれば、心を鬼にして送り返さなければならない。寂しいが、ただでさえ立場が危ういものであるため、多少の我慢が必要なのだ。
「大丈夫です。たまたまこの近くに来まして、三時間だけ休憩時間を貰うことが出来たので来ました。ここにいることは来る前にシグナムと桃子さんから聞いていたんです」
それを聞いて嬉しくないわけがないはやて。喜び過ぎていつもよりテンションが高い。けれどもそんなはやてを見るのは久しぶりななのはとフェイトは温かく見守る。
前をはやてとアインスが並んで歩き、その後ろになのはとフェイトが続く。いつもの三人にさらに美女が増えたことでもっと注目を浴びてしまうこととなってしまったが、その恥ずかしさもはやての心の底からの笑顔を見てどこかに吹き飛んでしまっていた。
そんな四人の姿を遠くから眺める影が一つ。それは男のものであった。
視線に敏感なフェイトも今は周りの視線のせいで気づくことはない。
「はあ。やっぱり、あの前に出るのは無理か。逃げるようにしていなくなった手前、今更出て行こうという勇気もない。……それにしても六年もたつのか。時間の流れは早いものだな」
そう独り言を呟いてその場から移動する男。その姿は、銀髪に左右で色の違う瞳であるためにこれもまた注目を浴びる結果となってしまっていることを男は気付かなかった。
周りからの視線に疑問を抱くもついぞその原因を知ることはなかった。
「あっ、おっちゃん、焼きそば大盛りひとつください」
「毎度ありっ! 六百円だ」
◯
「どうだった、リインフォース。久しぶりの再会は」
「ええ、はやてもお変わりないようで安心しました。本当ならば、はやての隣で彼女の支えになってあげたいのですが……それも叶わない話。私は私で自分の仕事を全うするだけです」
「……すまないな。こんな部隊に配属されたばかりに。すべて極秘で表沙汰にするわけにはいかないからな」
「あ、いえいえ。別にあなたが悪いというわけでもないんですから謝られても困ります。私の上司らしくしっかりとしてく
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