第17話
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タッフが、
「かしこまりました。では、御荷物を降ろして頂いた後、此方から自宅の方に、お荷物を送らせて貰います」
と言い、航空便用の用紙を渡し亜里沙が素早く書き込んだ後にスタッフに渡した。
宿泊部屋に着くなり、亜里沙に化けていた簪が、克也や亜里沙の私物を漁り、必要な物を手に取った後、備え付けてあった電話回線に簪の背中から生えた触手を侵入させ、其処からネット回線に侵入し、亜里沙や克也の個人データや預金などを漁り、それをハワイ・オーストラリア・シンガポール・ロシアの各銀行に振り分け全て送金した。また、ネット回線から、世界中のありとあらゆる情報を吸収し、自分の能力の一部に変換させた後、触手を引っ込め、バスルームに入り、シャワーを済ました。
「ふう、久しぶりのシャワーって気持ちがいいな。さて、次は何処に行こうかな。そうだ、お姉ちゃんって確か今ロシアのイルクーツクっていう場所に居るんだよね。会って見ようかな?」
と怪しげな笑みを浮かべながら、シャワーを浴び終え、着替え始めた。
その後、簪は亜里沙に再度化けた後、部屋の荷物の必要の無い物全てを航空便で送った後、予めネット回線に侵入した際にオーストラリア・シンガポール経由ロシア行のビジネスクラスの航空券を手配し、このホテルに送った為ホテルのスタッフから航空券を渡され亜里沙は、タクシーを拾い、近くの銀行に行き、ハワイにある預金を全て引き出した後に空港でオーストラリアに向かおうとしたが、その時、束によるISの公開映像を見た。
簪は少し驚いた。
「おかしいな。確かに胴体と四肢と首をバラバラにしたはずなのに、なんで生きてるのこの人は?」
と呟いた後に、
「まあいいや、また今度出会ったら今度こそ塵も残さず焼き払ってやろう」
と楽しみが増えたという感じの笑みを浮かべた。ただ、その影響で、きょう発着するすべての便の運休が決まり、その手続きの為に簪は亜里沙のまま,混み合った空港の人混みの中にその姿を消して行った。
簪が亜理紗のまま空港内にあるショッピングモールでのんびりと食事などをしている時、アメリカ合衆国国防総省内の情報統合室にある超特大の液晶画面が真っ暗だった画面が突然燈った。そしてある人物が映し出された。
「やあやあ,皆さんお久しひねもす―。大天才束さんだよー。ごめんねー折角、私が開発したISを誰かさん達がボコボコにしちゃって束さん撃御子だよ。プンプン。だからね、お仕置きしちゃうよー。えい」
と一方的に喋った後に突然切れたが、暫くして、アメリカ全土にある政府及び軍施設に緊急非常事態通信が鳴った。
「た、た、大変です!大統領閣下」
「どうした?そんなに慌てて、今参謀達とあのISとか言う物の回収作戦を取っているんだが、」
「そんなことはどうでもいいです。とに
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