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IS レギオン
第17話
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た。
「あの人達にしよう」
とペロリと舌を舐め、ゆっくりと海の方に向かって行った。その後を追うようにギャオス達がついて行こうとしたが簪がそれを遮り、
「大丈夫。良い子で待っていてね。そうだ、この周辺の海洋生物を食べてても良いから大人しく待っていてね。大丈夫。お土産持ってくるから」
と言いながら、歩き続けた。

 その見えた先の小型クルージング船では、アツアツのカップルが居た。
「ねえねえ、克ちゃん。何か釣れた?」
「いいや、亜里沙ちゃん。さっきメバル釣れたけど。今はまだ、釣れてないよ」
と、亜里沙がじゃれついてきたが、克也の声に少しムスッとし、
「じゃあ、私少し泳いでくるね。だいじょうぶなにかあったらすぐそこの浜辺にいるから」
ト言いながら、すらっとした肌を見せながら、クルーザーの淵から身を投げ出し、海の中に入って行った。

 海の中をのんびりと泳いでいたが、息継ぎの為海面に顔を出した亜里沙は、
「ふう、やっぱり気持ちいい。それにしても、克ちゃん釣りが好きだな。まあそのおかげでおいしい食事ができるんだけど」
と言った瞬間、何かに足を掴まれそのまま無味の中に消えた。
「がぼ、がぼ。だれか、だれか、かt」
と一瞬顔を水面に出し、水面を激しく叩き助けを呼ぼうとしたが、また消えた。
 その後、何時もの様な穏やかな水面に戻っていた。

 そして、30分程して克也は、亜里沙がいつまでも返ってこないのを不審に思い、もしかしてと思い、船を近くの浜辺に近付けた。

 そして、その足を浜辺に降ろした後、近くを捜索した。
 「おーい、亜里沙。何処だあ、返事してくれ」
と声を掛けたが、暫くして、近くの茂みから声が聞こえた。
「私は、此処よ克也さん。早く来て」
という声が聞こえた為、克也が茂みの中に行った後、絶叫が聞こえた。
「おいおまえは誰だ….なんだ、こいつ等、誰か、誰か、助けてくれー。止めろ来るな来るなー。ぎゃー」
と激しく茂みが揺れ動いたが、暫くして、亜里沙らしき人物が茂みの中から現れた。

 そして、亜里沙は、何事もない様な様子でクルーザー船のエンジンを回し、そのまま、ハワイの諸島のプライデート用の船着き場に船を戻し、波止場の管理人には、
 「克也さんは、『暫く近くの浜辺でのんびりして居るから帰りは、衛星電話で呼び掛けるから先に帰って、ショッピングでも楽しんできて』って言ったから先に帰って来ちゃいました。夕方頃また出ます」
といった後、タクシーを拾い、そのままホテルに着いた。ホテルに着くなり亜里沙は、
「克也さんは、『今仕事先から緊急の呼び出しがあって、すぐに帰国しないと』って言ったので、此処にある荷物とか後で降ろしてきますので、そのまま、飛行機便で送って下さい。よろしくお願いします」
と言い、フロントのス
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