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IS レギオン
第17話
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、重力砲が装備されていますが、その重力砲には、幾つかの艦にはその重力砲の機構を応用したサブタイプが搭載されています。多分あの兵器は、超重力波動を線ではなく面での制圧を目的の兵器です」
「そうか。その重力砲と言うものは他にもサブタイプが存在すると言う事か」
「はい、現在の所、誘導式、超長距離狙撃式などが確認されています」
「なるほど、では、今の攻撃で撃破した数は?」
「はい、およそ300発の完全消滅を確認。ただ未だに200発が健在です。なお、我々の『DH砲』はいつでも発射可能です」
「了解した。武器管制員!『DH砲』照準補正が直ちに発射せよ」
「了解!直ちに補正に掛かります。管制員現在までの最新情報を送ってくれ。頼むぞ」
「分かりました。速やかに再計算後補正します。 ...補正終わりました」
「早かったな。まあいい速やかに発射せよ」
「「「了解」」」

 そして、照準補正された情報は速やかに『白鯨』の上甲板にせり上がった『DH砲』に送られ、砲塔がスムーズに旋回後固定され、砲身が上方にせり上がり固定された。

「ターゲット視認。最終安全装置解除。発射タイミングを艦長に譲渡します。お願いします」
その時、艦長席の肘掛の中からトリガーがせり出した。
「了解した。トリガーを引き受けた。艦長用最終暗号入力完了」
と艦長席の専用モニターに暗号を入力後、専用モニターの横から2つの鍵穴とカード式の取り入れ口が出てきた。
 
 そのことを確認した艦長は、服装の裏ポケットからプラスチックに包まれた薄い板を取り出し、躊躇なくそれを二つに割り、中からカードを取り出しそれをカード用の取り入れ口にいれた後、首に掛けていたチェーンを引っ張り出し、其れに取付けていた複製不可能の特殊キーを手に持ち、
「それでは、ハクさんお願いします」
「分かりました。それでは」
と言った後、手の平を開き、其処から淡い光を放ち、キーを精製した。
 そして、艦長とハクさんが鍵穴の前に並び立ち
「「3.2.1.今」」
と同時に鍵穴にキーを差し込んだ。

 そして、艦長席の肘掛から出て来てトリガーの固定ロックが解除され、其れを艦長がもち、数回引き金を引いた後、トリガー上部の赤ランプが、緑ランプになり
 「これが、この世界が良い方向に変わることを信じて」
と呟くように力強く引き金を引いた。

 その瞬間、『DH砲』の砲口部が光り出しマイクロプラズマエネルギーが砲口部最後尾の一点に収束し始め、それが球体状に変化し放出された。それは瞬く間に極超音速に加速し、目標地点に向かって行った。丁度その頃、目標地点に幾つかの弾道弾が通過がしてしまったが、まだ多数が残っていたが、そのど真ん中を超高速で打ち出された球状のエネルギーが飛翔し、着弾点誤差なくそのエネルギーを解放した。
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