第1章 夢への第1歩
第1話 新たなる出会い
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《ジュラック・ガリム》が光の輪に変わり、《俊足のギラザウルス》がその輪の中を駆け抜ける。
すると、《俊足のギラザウルス》もまた眩い光に包まれた。
「来い!レベル5、《ジュラック・ヴェルヒプト》!!」
《俊足のギラザウルス》を包んだ光が消えた時、その姿は全く別の物に変わっていた。
爪は更に鋭い物に変わり、その身に炎をまとった紫色の二足歩行の恐竜の姿に。
《ジュラック・ヴェルヒプト》
☆☆☆☆☆ 炎属性
ATK/? DEF/?
【恐竜族・シンクロ/効果】
チューナー+チューナー以外の恐竜族モンスター1体以上
このカードの攻撃力・守備力は、このカードのシンクロ素材としたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
また、このカードが裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊できる。
「すげぇな秋弥!1ターン目からシンクロ召喚しちまうなんて!けど、攻撃力も守備力もそんなんじゃ、俺の《クラスターズ・ファルコン》は倒せないぜ!」
「それはどうかな、《ジュラック・ヴェルヒプト》の攻撃力と守備力はね、シンクロ素材にしたモンスターの攻撃力の合計と同じになるんだよ」
「シンクロ素材にしたモンスターの攻撃力の合計……と言う事は!」
「そう!素材にした《俊足のギラザウルス》と《ジュラック・ガリム》の攻撃力の合計は2600。よって、《ジュラック・ヴェルヒプト》の攻撃力と守備力は、2600になる!」
《ジュラック・ヴェルヒプト》
ATK/?→ATK/2600 DEF/?→DEF/2600
「バトルだ!ヴェルヒプトで、《クラスターズ・ファルコン》に攻撃!バーニング・スクラッチ!」
「残念だが、罠カード、《大旋風》を発動だ!」
遊雅の足元に実体化していた裏向きのカードの1枚が起き上がる。
2羽の鳥が激しく羽ばたき、巨大な竜巻が起きている様子が描かれたカードだった。
《大旋風》
罠カード
自分フィールド上に表側表示の鳥獣族モンスターが2体以上存在する場合のみ発動できる。
相手モンスター1体の攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。
「《大旋風》の効果で、《ジュラック・ヴェルヒプト》の攻撃は無効!《クラスターズ・ファルコン》には届かないぜ!」
2体の《クラスターズ・ファルコン》が激しく羽ばたき、強風を発生させる。
その風に煽られ、《クラスターズ・ファルコン》に向かって力強く走り続けていた《ジュラック・ヴェルヒプト》は、その突進を続けられなくなり、秋弥の元へ吹き飛ばされてしまった。
「くっ、やるね!それじゃあ僕は、カー
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