第二十話 終わりと始まり
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エイミィ「おっと!!そうだった。こりゃうっかりしてた!!」
大輔「……お前らああああああっ!!!!!!」
フェイト「だ、大輔の赤ちゃん…はう…」
ブイモン[おおっ!?フェイトが顔を真っ赤にして気絶した!!]
顔を真っ赤にして気絶したフェイトをブイモンが介抱し、大輔の叫びが木霊した。
静寂に包まれた公園には大輔達が静かに佇んでいた。
賢はあれから何とか意識を取り戻し、病み上がりの身体を押して、公園に来ていた。
なのは「フェイトちゃ〜ん!!」
フェイトの姿を見付けたなのはは思わず叫んで駆け寄る。
クロノ「暫く話すといい。僕達は向こうにいるから。行くぞ、大輔、賢。」
大輔「ああ」
賢「分かった」
そう言って大輔達はなのは達のいる所から離れる。
なのは「ありがとう」
フェイト「ありがとう…」
なのはとフェイトは大輔達に礼を言うと向き直った。
なのは「何だか話したい事一杯あったのに…変だね、フェイトちゃんの顔見たら、忘れちゃった」
フェイト「私は…そうだね。私も上手く言葉に出来ない…だけど嬉しかった」
なのは「えっ?」
フェイト「真っ直ぐ向き合ってくれて…」
なのは「うん…友達になれたら良いなって思ったの」
なのはは笑顔でフェイトに言う。
なのは「でも…今日は、これから出掛けちゃうんだよね」
暗い顔になりながらそう呟く。
フェイト「そうだね…少し長い旅になる」
なのは「また会えるんだよね?」
フェイト「…少し悲しいけど、やっとホントの自分を始められるから…来てもらったのは、返事をするため」
なのは「えっ?」
フェイト「なのはが言ってくれた言葉…友達になりたいって…」
なのは「うん!うん!!」
フェイト「私に出来るなら…私で良いならって…だけど私…どうして良いか分からない…だから教えて欲しいんだ。どうしたら友達になれるのか」
フェイトは言い終わると俯く。
なのは「…簡単だよ」
なのはの言葉に、フェイトは驚いた表情をして顔を上げる。
なのは「友達になるの、凄く簡単」
そして、なのはは一呼吸置いて、口を開いた。
なのは「名前を呼んで。初めはそれだけでいいの。ちゃんと相手の目をみてはっきりと相手の名前を呼ぶの。たったそれだけ!!」
フェイト「…そう、なの…?」
なのは「うん!!」
小さく呟かれたフェイトの言葉に、なのはは嬉しそうに答える。
フェイト「なのは…」
なのは「うん!」
フェイトのなのはの名前を言う。
フェイト「なのは!!」
今度は、はっきりと笑顔を浮かべてなのはの名前を言う。
なのは「うん!!」
なのはは、フェイトの手を取る。
フェイト「ありがとう…
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