第3話 Pandora Mode 1
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ょうよ!」
「ええ、そうですね。一応校則違反ですし……」
「だったら…!」
必死に言うが、俺の願いは、思わぬところで砕かれる。
「でも、みんなやってますし。」
ティシー先輩である。
じゃあ、校則の意味っていったい……
とかやってるうちに……
「がはぁっ??」
勝負はついていた。
一閃。
ガネッサ・ローランドは、たった一閃の斬撃で、地に伏していたのである。
「強え………」
「やっぱり…ガネッサさんかわいそう。」
会長。そんなこと言ってるけど、半分はあんたのせいだからね?
止めなかったあんたにも責任はあるからね?
「くっ……かくなる上は……」
俺が呆然としていると、ガネッサ先輩が立ち上がり、サテライザー先輩を睨んでいる。
それを見た会長が、何かを危惧したように大声を張り上げる。
「いけません、ガネッサさん!」
そんな静止は聞かずに、ガネッサ先輩は吠えるように叫ぶ。
「パンドラモード、解放??」
その叫びと共に、ガネッサ先輩の身体は黒い、フルフェイスの鎧に包まれた。
そして、サテライザー先輩に向けて、もう一度鎖を放つ??
「な、んだよアレ!」
衝撃波から身を守るように、顔をうでまわりで、隠し、舌打ちをしながら喚く。
「やめなさい、ガネッサさん!」
会長がもう一歩進み、力強い声で叫ぶ。
「実戦以外でのパンドラモードの使用は重大な校則違反ですよ!」
「私にとっては今この時が……」
だが、その言葉すら、今のガネッサ先輩には届いていない。
鎖を操り、素早く動くサテライザー先輩を追い詰めていき、
「実戦ですわぁ??」
その先に付いたアンカーが、直撃した!
本日二度目だ。
それによって此方に飛ばされてきたサテライザー先輩を、先ほど、あんなに触るなと言われたにも関わらず、俺は何のためらいも無く抱きとめた。
「だい、じょうぶですか?」
「へ、あ…う〜」
先輩は、今までに見たことないほど顔を赤くしていた。
すごいよ。今ならこの人三倍早く動けそう。
だが、さすがはサテライザー先輩。それでも、俺の手を今まで通りに払いのける。
カチコチ
そう、今まで通りに……
カチコチ
今まで通り…
カチコチ
今まで……
じゃないよなぁ。なんか動きがすごく固いし。右手と右足同時に出てるし。
それに、何より……
「あの、武器忘れてますけど?」
「へ?あ……」
この人くらい戦い慣れしている人が、戦闘中に武器を手放すとは思えないのだが……
「余所見するとは、いい度胸ね!」
とかやってたら黒鎧のガネッサ先輩が襲ってきた??
どんっ??
と突き飛ばされ、尻
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