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IS インフィニット・ストラトス〜普通と平和を目指した果てに…………〜
number-23
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鈴音がラウラをキャッチしていた。


 とりあえず終わった。ISの損傷も激しいが、何よりも自分の体中が痛い。しばらくは安静だなとこれからの行動を自重することに決める。問題は山積しているが、今は誰も死ぬことなく終わったことに喜ぼう。


 今更教師部隊が出てきた。それを横目に見つつ、ISを解除して束のもとへ向かう。束のISは弾薬消費のみで本体ダメージ零と来ているものだからさすがだと感心する。
 鈴音もラウラも教師たちに保護されて医務室へ向かっていく。鈴音に至ってはまた医務室に送り返されるのだから溜まったものではないだろう。
 中破した新星黒天を束に預けてアリーナから束と出ようとすると、二人は教師部隊に囲まれた。しかもご丁寧に銃までむけられて。


「何の真似? ちーちゃん」
『悪いが、お前たちが亡国機業と知ってはいそうですかと言っていられるほど私たちは暢気じゃないんだ。話を聞かせてもらう。大人しくついてきてほしい』
「そんなこと――――れん、くん?」


 激昂しそうな束を制止した蓮は、大人しくついていく旨を千冬に伝える。束は納得がいかないようだが、ここは大人しく従っておく方が得策だ。IS学園は国の干渉を受けないから束がここにいることも口止めできる。そう束に言うと、不承不承だが分かってくれたようである。
 連れて行かれる際に新星黒天と新星白天を回収されてまた束が切れそうだったが、何とかおさめる。


 ようやく終わったのだ。高々三十分程度だが、途方もなく疲れた。とりあえず寝たい。今の蓮はそれだけが頭を埋め尽くしていた。






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