マブラヴ
0842話
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けど……」
「安心しろ。ニヴルヘイムは防御を固めてくれていればいい。攻撃に関してはその都度通信で指示をするから、それに従ってくれ」
「……」
数秒程悩んだ後、ようやくエザリアが頷く。
「分かったわ。一応聞いて置くけど、今回だけなのよね? このまま済し崩しに私にニヴルヘイムの指揮を執れとかは言わないわよね?」
「今回だけかどうかは分からないが、ニヴルヘイムの指揮官を探すというのは約束する」
「……分かったわ」
小さく溜息を吐き、観念して頷いたエザリア。
その次に、レオンへと視線を向ける。
「私はどうすれば?」
「お前はここに居残りだ。一応後で量産型Wを1人こっちに送るから、それを引き連れてシャドウミラーの外交官として活動しろ」
「そうですね。確かに私が現場に行っても何も役に立ちませんし。それで構いません」
レオンが俺の言葉にあっさりと頷いたのには、ちょっと驚いた。
この場に残していくというのは、一種の人質役でもあるんだが。
まぁ、大人しく残るのならそれでいいか。
この場にレオンを残し、俺とエザリアはロビーへと出る。
既にそこには色々な人種の、20人近い軍人の姿が。
その面子へと向かって叫ぶ。
「シャドウミラーと行動を共にする奴はこっちに集まれ! すぐにシロガネに向かうぞ!」
そうして集まってきた連中に、有無を言わせず影のゲートを作り出すと、そこへと沈んでいく。
周囲には軍人達の上げる悲鳴が響いていたり、あるいは周囲でこちらの様子を窺っていた者の驚愕の声が響いていたが……それは特に気にする事無く、影のゲートへとその身を完全に沈めるのだった。
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