暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0842話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
る事を許可しよう。希望者は10分後までにこのビルのロビーに集合しろ」

 それだけを告げ、その言葉に大慌てで自分達の国から出す人員を選んでいる者達を横目に、俺は会議場を後にする。
 向かうのは勿論控え室だ。
 歩くのも面倒くさいと、会議室から出たところで影のゲートを展開し、そのまま控え室へと姿を現す。
 観賞用の植物の陰から姿を現すが、既に予想していたのだろう。部屋の中にいたエザリアとレオンは特に驚くでもなくこちらへと近寄ってくる。
 ……いや、レオンは若干表情が引き攣っているな。
 まぁ、魔法に関しては色々と嫌な思い出があるんだし、しょうがないか。

「アクセル、放送は見ていたわ。いいのね? このままこの世界に協力すれば、恐らくこれからも済し崩し的に関わる事になるわよ?」
「確かに。G元素という要素だけでは若干弱いような気がしますね」

 エザリアの言葉にレオンが頷いて言葉を続ける。

「確かにそうかもしれないが、取りあえずBETAとは一戦してみたかったしな。データだけでなく、実際に戦ってみたい。生きたBETAも数種類捕獲して調べてみたい」
「……確かにリターンは大きいですが、その分リスクも大きいですよ? 特にシロガネに受け入れた各国の観戦武官。これは正直やり過ぎかと」

 数秒程考えた後でそう口にするレオンだが、それには首を横に振る。

「いや、観戦武官を受け入れるのはシロガネじゃない。……ニヴルヘイムだ」
「っ!? ニヴルヘイムを出す気!?」

 驚きの表情を浮かべるエザリアに頷き、じっとその顔を見つめながら口を開く。

「そして取りあえず今回だけの臨時ではあるが、ニヴルヘイムの司令官はエザリアに任せる」
「本気!?」

 さすがにこれは予想外だったのだろう。エザリアが思わずといった様子で再度叫ぶが、頷きを返す。

「悪いが、他に人がいないんだよ。シロガネを出さないのならマリューでも良かったけど、敵の数が多い以上はシロガネは重要な戦力だ」

 シロガネの装備しているスパイダーネットはイルメヤの物よりも強力で、尚且つ広範囲に発射する事が出来る。ホーミングミサイルと連装副砲に関しては実弾なので光線級に迎撃されるだろうが、多重連装ビーム砲や連装衝撃砲はかなりの数のBETAを纏めて消滅させられるだろうし、対空ビームバルカンにしたって一応対空と名前は付いているが下方向に射角を取ることも可能だ。
 そして何よりもグラビティ・バスター。拡散型は超広範囲に攻撃可能であり、収束型は収束型でBETAの群れの奥深くにいるだろう光線級や重光線級に対しても攻撃が可能なのだから。
 それらを説明し、最後に一言付け加える。

「エザリア、お前はSEED世界でも一応戦争の指揮を執っていただろう?」
「それはそうだ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ