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流星のロックマン STARDUST BEGINS
憎悪との対峙
36 燃え盛る光炎
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し木場はニヤリとほくそ笑むと、今度は熱斗の腹部に膝蹴りを返した。

「うっ!?」

熱斗は両腕が塞がれ、思うように動けずにまともに受けてしまい、その場に倒れ込んだ。

「私の的確な指示で、しかも私の手で容疑者が逮捕された。どうだい、諸君!?取調室に連れて行って全て吐かせろ。子供だからといって遠慮は要らん」
「りょ...了解」

「クッソ...」

熱斗は数人の隊員に囲まれた状態でパトカーまで連れて行かれてしまった。
PETの中のロックマンはこの状況を全て理解した。

『熱斗くん!熱斗くんは嵌められたんだ!自分の作戦が失敗、誰も口を割らない容疑者。この状況で現場にいて、しかも子供で暴力や薬物の耐性が無い熱斗くんを犯人に仕立てて、手柄を立てるつもりだ!』

「うるさいネットナビだ!!」

木場は熱斗のポケットからPETを奪い、無理やりシャットダウンしようと電源ボタンを長押しする。

『いいか、熱斗!?絶対に自白しちゃダメだよ!!1回でも自白したら....』

Good-Bye

電源が切れる直前でロックマンは兄としての顔を覗かせた。
だがメッセージをちゃんと熱斗は聞いていた。

「絶対に吐かせてやるからな...覚悟しろよ...」

木場の脅しのような捨て台詞が呪いのように耳に残ったまま、熱斗はそのままWAXAニホン支部へと運ばれていった。








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