第八章
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うだな。それではだ」
父が応えた。見れば皆婚礼の場の服である。実はこれからそのかがりと深田の婚礼に家中で出るのである。それぞれの妻や夫と共にである。無論深田の家も同じだ。
「行くとするか」
「はい、それでは」
こうして彼等はその婚礼の場に向かった。そしてそこで見たかがりの美しい姿を見て納得したのであった。そこにいたのは紛れもなく幸せを手に入れた美しい娘であった。娘から妻になる、その瞬間の神々しいまでに幸せに包まれた彼女がそこにいたのである。
江戸女人恋道 完
2009・12・26
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