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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第百九十一話 ウルトラクイズ?
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てすっころぶだけで実質的な損害がないがイライラさせられる一方である。

又ある部隊では、歩くたびに天井から金盥が落ちてくる。更に天井が落下してきて潰されるが、ベニア板と発砲スチロールの構造材で作られていたため怪我人も出ず被害は無かった。

他の隊では階段の上から巨大な玉が転がって来て、すっ飛ばされたうえで壁を突き破る。その先には粘着材でベタベタにされ上からボロ布が落ちてきて蓑虫状態になる。玉も壁も発砲スチロール製なので大した怪我も負わないが、苛つくことこの上ない。

有る部隊では、いきなり部屋の入り口が閉まり大量の水が進入してきて水攻めかと慌てるが肩より下で止まる。

有る部隊は、何故か通路に跳び箱や梯子などの障害物がありそれを越えると上から網が降ってくるが簡単に抜けられるが、何故か最後に粉の中に入った飴玉があるという運動会の障害物競争な様な状態もある。

そんな中、ジャワフ中佐が率いる黒豹大隊が進入した場所は陸上競技場であった。
部隊は早速、反対側の出口へ向かうが扉が完全に閉められている。何とか開けようとするが、どうしても開けられない。爆薬やトーチを使って焼き切ろうとするが全く手が出ない。仕方なく入って来た入り口から出て別のルートを探そうとしたが、入り口自体が固く閉じられてしまい、開けようとするが全く開かない状態になった。

「閉じ込められたぞ」
「何とかして出口を破壊してでも脱出せよ」
兵達が大騒ぎする中、突然立体映像でモーニングを着た男性が映し出された。
「みんな!オーディンへ行きたいかーっ!!」「どんなことをしても、オーディンへ行きたいか!!」「罰ゲームは怖くないかーっ!!」
いきなり大声でその男性が叫ぶが、兵達にしてみれば何が何やら判らない状態で有る。
「知力体力時の運、第一回帝国横断ウルトラクイズ、司会は私、帝国テレビアナウンサー、アングリフ・エヴァンジェリンがお送りします」

「なんだ?」
「何が起こった?」
「栄えある第1問は○×クイズだ!さてお集まりの方々、地面に書かれた○×に走って分かれて貰おう。それででは第1問」
そう言われて地面を見ると大きく○と×が書かれていた。
「銀河帝国皇帝フリードリヒ四世陛下は第三六代目皇帝である。○か×か?」
チャンランランランララララジャララ♪ピー!
BGMが流れるが兵達は何が何やらと動かないで壁を壊そうと躍起に成って居る。
「全員、失格!罰ゲームとしてこの空間にゼッフル粒子が充填されるぞ。此で此処は火気厳禁だ!その上この外壁は戦艦同等の装甲板だから破ることも不可能だ!」
「ゼッフル粒子だと!」
「どうする?」
「俺達はどうなるんだ!」
兵達が騒ぎはじめる。

「ジャワフ大隊長殿、如何為さいますか?」
部下からお伺いを受けるジャワフも困惑気
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