番外編ー大切なイマは
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詩乃がジト目で僕を見てくるので笑って。
「それじゃ細かい事は無しで…
乾杯!」
「「「「「「「「「「「「乾杯??????」」」」」」」」」」」」
そう言って僕達のクリスマスパーティーが始まった。
「あの!」
「ひっ??」
見るとクラインがリリィに向かって顔を真っ赤にして話していた。
僕はそれを見て、エギル、キリトとアイコンタクトをとる。
「壷井りゅ…「させるか!」ぐふっ!」
一気に僕はクラインの後ろに立つとそのまま首をギリギリのところで締め上げる。
「ねえ。クライン君。この子はね。男の人が苦手なの。だから君みたいな人は少し遠慮してくれないかな?」
「は…はい。」
クラインは震えながら頷いてくれた。僕はニコッとしてクラインを威嚇すると。
「まあ、それはともかく。今日は詩乃がミニスカサンタを…「しないわよ。」も冗談で。
…っち。」
僕はこっそり用意したミニスカサンタのコスプレを舌打ちしながらしまう。
…くそ。見たかった。
「まあ、こんな時も僕は歌だね。」
僕はさっと。アコースティックギターをとりだす。
「今日は何歌うの?」
みんながポカンとする中。僕は笑って。
「僕の…1番好きな歌。
聞いた時とても僕は好きになったんだ。」
〜♪
一回だけギターを軽く引くと、僕はエギルの店の小さなステージに立つ。そうしてある歌を歌う。
ー今年のクリスマスは少しだけ嬉しいー
ー僕がここにいるだけの簡単な事は…ー
僕はゆっくりと歌う中。不意にクラリスが窓の外を見て。
「あ!雪だ!」
みんなはそれを見ながら静かに僕が歌うのを聞いていた。
ーこの音は絶対に途切れないような気がするんだー
スノー達の聖夜はまだ終わりそうに無い。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その後、なんやかんやのお祭り騒ぎの後。僕と詩乃はアパートに帰宅する。
「しーの…疲れた…。」
「佳は暴れすぎよ。
…まあ、クラインさんが詰め寄りすぎだけど。」
あの後もクラインは懲りずにリリィに詰め寄っていた。…僕が黒笑顔で止めたけど。
…あ、あれ?僕体力が…。
「ねえ詩乃!」
「何?」
僕は不意に詩乃の背後に詰め寄って後ろから抱きしめる。
「詩乃はドキドキする?」
「…??」
…すると佳はいきなり私の耳に息を吹きかけてきた。
「け、佳!」
「あ!顔赤いよ?」
佳は抱きしめた体制のままニコッとする。近くにあるのは私のベッド。…。
「あ、あの佳…」
「ねえ?詩乃。僕眠いな…。」
すると佳は私を抱きしめたままベッドに転がり込んだ。もちろん私は佳の腕の中。
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