第百八十八話 宇喜多直家その十
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に察していた。そのうえで険しい顔になってこう言うのだった。
「ここまでして兵糧攻めにするとは恐ろしき者よ」
「羽柴はそこまでしてですか」
「攻めるのですか」
「そしてそれが」
「織田家の者ですか」
「織田家は人が多い」
このことは毛利家においてもよく知られている、それ故に今天下に覇を唱える家になっているということもだ。
「その中にはな」
「ああした者もいますか」
「羽柴の様な者も」
「恐ろしい家じゃ」
こうまで言うのだった。
「まことにな」
「ですな、間違ってもうつけではありませぬな」
「手強い家です」
「このことを肌で感じておる」
戦っているだけにだった。
経家は囲まれた中で己の運命が終わろうとしていると思っていた、そしてその外ではだ。羽柴が次の手を打とうとしていた。
第百八十八話 完
2014・7・2
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