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ひねくれヒーロー
問わなければならない
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てばよ、ばあちゃん
 コンは、忍を諦めない
 だってそれがコンの夢だから」


同居しているだけはある

ナルトの真っ直ぐな眼が綱手を射抜く


「今やコンは里の英雄・・・知っておるか?
 三代目火影を助け、伝説の三忍大蛇丸を退けた小さな忍の噂を・・・」


忍界では今この噂でもちきりだ

木の葉崩しのインパクトもあって、それを邪魔した忍の存在は警戒すべきもの


「・・・風の噂でね・・・
 そんなの、あの子が出来るわけがない
 あんなに・・・あんなに・・・弱っていたのに・・・」


・・・綱手が見たコンは、あの拷問を受け、命からがらパルコによって逃れたとき

随分綱手には世話になった

何の後遺症も、感染症も引き起こさずにいれたのは、綱手の医療忍術があったからこそ

湯隠れに綱手がおったのは奇跡だった


「・・・大蛇丸と、対峙できるほど強くなった・・・?
 ・・・そうだね、あの火が使えるのはあの子だけだ・・・
 あの呪いの火を使えるのは・・・」


「呪い?」


「そうさ、狐火と自来也は呼んでるけどね・・・
 あれは忍術とは違う、呪術の火だ・・・誰かを呪う、人を蝕む火
 ・・・あれの火傷は普通の方法じゃ癒せない、進行を遅らせることは出来るけどね」


「呪術・・・」


「狐は祟る・・・恨みが晴れない限り、あの火傷はあのまま・・・
 あの子が恨むのを止めた時、火傷は治るだろう」



なんで狐?



ナルトがペインに尋ねるが、言っても良いものかこちらを伺う

綱手も言い過ぎたとでも云う風に口を抑えた

・・・コンから、話させるべきだと思うがの・・・








◆◇◆コン◆◇◆









広い

とにかく広い!

大名子息の別荘たるこの屋敷、外から見ても広く見えたが中に入ると余計に広い!


今先生はイカリと一緒に別室でお化粧中

ユギトとシュロと一緒に隣の部屋に待機

お茶が出されたが・・・すげえ高級品だというのが分かる

匂いからして違う

金持ってすごいな・・・茶菓子も良い品だと思うが食べれないのでお茶だけ楽しむ

美味しい、お茶がまろやかで甘い


「お待たせ!シナイちゃん大変身だ!」


「だ、大変身?」


イカリに促されようやく出てきたシナイちゃん

薄紅色の総絞りの振袖を綺麗に着こなしている・・・この着物かなりの値打ちもんだな


背が高いから些か威圧感が出てる・・・もしかして緊張してる?


「振袖って未成年が着るんじゃないの?」


ちょっと気になった

たしか母親がそんな風に言って
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