第一層ボス攻略
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
飛んでいく。
ロードは既に野太刀を振り上げていた。
「行くぜ奥義!超究覇王!電影弾!!」
飛びながら俺はトルネードし、弾丸と化した俺はロードの顔面へとぶち当たった。
『グォォオオ!』
「ご!がふっ!?」
俺はゴロゴロと地面を転がり、そのまま壁に激突した。
「目……が…おえっ」
「ケン!無茶するなよ!」
ばっか…原作キャラが死んでも良いとまでは覚悟してねぇんだよ。
「キバオウさん!下がるんだ!」
「え……あ…」
腰を抜かしたのかその場から動かないキバオウ。
「あのヤロ!エギール!」
「もう一回か!」
「違ぇよ!次の弾丸はキバオウだ!扉までぶん投げろ!」
「オーライ!」
幸い近くにいたエギルはキバオウの襟首を掴み、そのまま扉までぶん投げた。
「全員突撃ぃ!
ディアベルは指示を飛ばせぇ!」
俺の叫びに固まっていたプレイヤーが動き出す。
キバオウ?扉の所で気絶してんじゃねぇの?
「キリト!アスナとスイッチ!」
「やあああ!」
「C、E、F隊!スキルを使って攻め込め!
B、D隊はブロック!」
「アスナ!スイッチ!」
「はいっ!」
「おおおおらあああ!」
プレイヤー全員での総攻撃は、どんどんロードのHPを削っていき、残り数ドットと言うところまで減少する。
「これで決めらぁ!殺劇舞荒剣!」
斬り上げ、斬り下ろし、斬り失せ、回転斬り、そして――
「朱疸ンンンン!!」
上空からの牙突をロードの喉仏に決め込んだ。
それと同時にガラスとなって弾け飛ぶロード。
「はぁっはぁっ……っしゃおらぁ!」
俺は右手を上に突き上げ、ガッツポーズをする。
それと同時にその上空に《congratulations!!》の表記が現れ、
それを見たプレイヤー達も歓声を上げた。
「やったなケン」
「congratulations!この勝利はアンタの物だ」
賞賛を送ってくれるキリトとエギル。
その後ろにはアスナがいた。
「ばっかお前、この勝利は皆がやったお陰だろが」
俺はそう言って喜ぶプレイヤー達を見回す。
ディアベルは数人のプレイヤーに囲まれて口々に喜びを言い合っている。
「静粛にぃ!」
俺は立ち上がって声を張り上げる。
近くにいたキリト、エギル、アスナは目を丸くして俺を見ていた。
静かになったプレイヤー達は俺を注視する。
「俺達はボスを倒した!それは間違えようのない事実だ!
しかし、戦死したプレイヤーが一人居たことを忘れてはいけない!
しっかりと胸に刻み付け、次の層へと向かわなくちゃならない!」
「そうだ…そうだな!
皆!黙祷
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ