暁 〜小説投稿サイト〜
剣の世界で拳を振るう
第一層ボス攻略
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飛んでいく。
ロードは既に野太刀を振り上げていた。

「行くぜ奥義!超究覇王!電影弾!!」

飛びながら俺はトルネードし、弾丸と化した俺はロードの顔面へとぶち当たった。

『グォォオオ!』

「ご!がふっ!?」

俺はゴロゴロと地面を転がり、そのまま壁に激突した。

「目……が…おえっ」

「ケン!無茶するなよ!」

ばっか…原作キャラが死んでも良いとまでは覚悟してねぇんだよ。

「キバオウさん!下がるんだ!」

「え……あ…」

腰を抜かしたのかその場から動かないキバオウ。

「あのヤロ!エギール!」

「もう一回か!」

「違ぇよ!次の弾丸はキバオウだ!扉までぶん投げろ!」

「オーライ!」

幸い近くにいたエギルはキバオウの襟首を掴み、そのまま扉までぶん投げた。

「全員突撃ぃ!
ディアベルは指示を飛ばせぇ!」

俺の叫びに固まっていたプレイヤーが動き出す。
キバオウ?扉の所で気絶してんじゃねぇの?

「キリト!アスナとスイッチ!」

「やあああ!」

「C、E、F隊!スキルを使って攻め込め!
B、D隊はブロック!」

「アスナ!スイッチ!」

「はいっ!」

「おおおおらあああ!」

プレイヤー全員での総攻撃は、どんどんロードのHPを削っていき、残り数ドットと言うところまで減少する。

「これで決めらぁ!殺劇舞荒剣!」

斬り上げ、斬り下ろし、斬り失せ、回転斬り、そして――

朱疸(スタン)ンンンン!!」

上空からの牙突をロードの喉仏に決め込んだ。
それと同時にガラスとなって弾け飛ぶロード。

「はぁっはぁっ……っしゃおらぁ!」

俺は右手を上に突き上げ、ガッツポーズをする。
それと同時にその上空に《congratulations!!》の表記が現れ、
それを見たプレイヤー達も歓声を上げた。

「やったなケン」

「congratulations!この勝利はアンタの物だ」

賞賛を送ってくれるキリトとエギル。
その後ろにはアスナがいた。

「ばっかお前、この勝利は皆がやったお陰だろが」

俺はそう言って喜ぶプレイヤー達を見回す。
ディアベルは数人のプレイヤーに囲まれて口々に喜びを言い合っている。

「静粛にぃ!」

俺は立ち上がって声を張り上げる。
近くにいたキリト、エギル、アスナは目を丸くして俺を見ていた。

静かになったプレイヤー達は俺を注視する。

「俺達はボスを倒した!それは間違えようのない事実だ!
しかし、戦死したプレイヤーが一人居たことを忘れてはいけない!
しっかりと胸に刻み付け、次の層へと向かわなくちゃならない!」

「そうだ…そうだな!
皆!黙祷
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