第12話:最後の戦い
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も、あなたを殺したくない!俺は戦場で人を殺した。だから俺はもう誰も殺したくない!特にあなたは!」
ジョアンナは降参したかのようにほほ笑んだ。
そして、フォードの背中にやさしく手をあてた。
「私も生きようかな?」
その時だった。
急にモナーク基地中のサイレンが鳴り響いた。
フォードは何事か?と警戒した。
だが、ジョアンナはわかっていた。
ジョアンナの愛によって脳の中に縛り付けられたガイガンが恐怖に震えているのが彼女にはわかった。
そして、彼女は脳内にある履歴を確認した。
「まずいわ、誰かがモナークの人工衛星を操作している、中にあるのは核ミサイルよ。」
「ガイガンですか?」
「それはないわ、ガイガンの力は弱まっている。本体が死んだから・・・もっと悪意がある存在ね。」
そのことはアルゼンチンにいるフィルたちにもわかった。
先ほどまでコーラを飲み休憩をしたフィルが悲鳴をあげた。
マナは何事かとフィルをみつめた。
フィルは悲鳴をあげながら、パソコンのキーをつついていた。
「何者かが、人工衛星を操作している。俺が操っていたものとは違う。別の衛星を、中にあるのは核ミサイルだ。」
マナは恐怖で顔をゆがめた。
核ミサイル!
いったい誰がそんなことを。
フィルはどうしようもできなかった。
誰かがハッキングしている。
それも、フィルの持ったパソコンよりも上質なパソコンで。
アメリカ東海岸
クラウンは大笑いをしながら、パソコンを操作した。
ガイガンは死んだ。
だが俺は死んでいない。
今、誰もが放置している国家機密の人工衛星を軌道させ、核ミサイルをワシントンに投下しようと考えていたからだ。
クラウンはマウスを操作し、モナークの核ミサイルを操る6台の人工衛星をそれぞれ、ばらばらの国々に向けた。
「だから言ったんだ!世界を滅ぼすのはガイガンじゃないってな!」
クラウンは笑い転げて、地面に倒れた。
すると、背後にはあの男がたっていた。
白髪の角刈りをした巨漢、間違いなくゴードン大佐だった。
「貴様、なぜここを・・・。」
するとゴードンはボコボコにしたスーツ姿の男性を引きずりながらやってきた。
その男の存在にクラウンは見覚えがあった。
自分の信者だった政府高官。
情報をばらしたんだな。
クラウンはそう考えると、怒りに体を震わせた。
そして、起き上がりゴードンの方を睨みつけた。
「止めろ。」
「無理だ、もう俺でも止められん。」
ゴードンはようしゃなくクラウンの顔を殴り飛ばした。
クラウンはゴードンに殴られると、地面に大き
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