第六章 正義の在り処編
第百九十四話 『戦闘報告。語られるクラスカードの謎』
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ャスター、志貴、アルクェイドが反応を示す。
「おい、シホの嬢ちゃん。なんなんだそのカードは………? わずかながらだがサーヴァントの気配がするぜ?」
いの一番にランサーがこのカードについて疑問を口にする。
他のサーヴァント達も口には出さないがおんなじ感想なのだろう。
話してくれと目で訴えてきていた。
「これは私達が交戦したライダーと名乗るホムンクルスから聞き出した話によるとサーヴァントの魂が宿っているっていう、通称『クラスカード』よ」
「………英霊の魂が、ですか。シホ?」
ライダーがシホの言葉に反応してそう聞いてくる。
「そう。ちなみにこのクラスカードに宿っている英霊の真名は古代中国の武将の一人であった『呂布奉先』よ」
「呂布と来たか………」
士郎が呟くがミッドチルダ組はただ名前だけでは分からないらしく、シホが事前に会議用に準備した資料を各自のデバイスに転送した。
それで見やると次第に驚きの表情に変わる。
「最強の武将……数多くの裏切りをした将………」
「そんな人の魂がこのカードに宿っているっていうんですか? シホさん」
「そうらしいわね。実際に宝具である赤兎馬を召喚する光景も目にしたから間違いないわ」
それにオリヴィエは少しばかり怒りの表情を浮かべていた。
「英霊の魂をカードに無理やり押し込めてただの力として使ったのですか? そのホムンクルスは……」
「………そのようね」
「許せません! そのような外道のような仕打ち、私は容認できません!」
「確かにねぇ〜。カードに意識も削られて入れられるんじゃ本当にただの道具だからねぇー」
「そうだな、アルクェイド。シホ、このカードの製作者はやはり、あいつなのか……?」
「ええ、おそらくね。ライダーも否定はしなかったから。そう―――ヴォルフ・イェーガーよ」
その名前が出た途端に反応は分かれるがそれぞれ思うところがあるのだろう、厳しい表情になる。
「だとするとだ。これで今までの妙な違和感も証明されちまうわけだな」
「そうだね、ランサー」
ランサーがそう言ってフェイトが同意する。
そしてランサー達は自分たちが戦った相手の宝具名を話そうとする。
まずオリヴィエが、
「私が交戦したサーヴァントらしき者はクラスはアーチャーでした。そして使った宝具は『ナインライブズ』………」
「今度はナインライブズか」
「ナインライブズってシホさんと士郎さんの魔法名にもありますよね? なんの英霊なんですか?」
スバルがそう聞いてくる。
それに対してシホはこう返す。
「ギリシャ神話最大の英雄、ヘラクレスよ……」
それでシホはまたヘラクレスの情報をみんなに流す。
それでまた驚きの声が聞こえてくる。
「彼の宝具は『|
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ