境界と闇光と元初の神
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間の頬をかすり、地面は爆発した。
「……<奪命槍>……やはり精度は甘いな」
「貴様は……っ!!」
白黒人間の見る方を見ると、風になびく黒い外套、そして、銀色の髪。
まさしく、あれはーーーーーーー
「バカな……ダークだと!?」
「違うな。俺はアーチャー。ただそれだけの存在だ」
銀髪の男はそう言うと、指を鳴らす。
途端、サナ達がすぐ隣に現れた。
「サナ!?」
「固有結界<破壊幻想>を発動させてもらった。最も、ライトは気付いた様だがな」
地面に降りると、アーチャーは言う。
「さぁ、神よ。降参するなら今のうちだ」
「……ふふっ。アーハッハッハ!!」
突然、白黒人間が笑い出した。
「僕の制御から外れている幻影が居たとはね!!ダークネスウイング……やはり食えない男よ。しかし……」
すぐに黒い空間からダークが何人も現れた。
「これだけの大群を焼き払えるかなアァアアアアアアアアチャアアアアアアアアアアアアアアッ!」
「………ッ!」
弓を構え、矢を生成するアーチャーの前に、サナとタツが立つ。
「二人共!?」
「ライト君を少しだけでも怒らせた罪は重いよ……!」
「僕らの怒りは……」
「「マキシマムだ!!」」
途端、サナとタツに光と闇が包み、それが弾けると斬撃が一斉にダークモドキを薙ぎ払った。
『うおっ!』
俺達は同時に避けると、サナ達を見る。
「……トリガー起動」
「さぁ、終わりにしましょう」
二人の持つ剣の鍔からは、黒い帯と白い帯が現れていた。
「「消え失せろ!!」」
同時に剣を何回も振るうと、帯が放たれ、モンスター共々モドキを薙ぎ払った。
「ライト君!リン君!」
「ライト!!」
「行け、ライト」
三人の声にあわせて、黒い翼を出して白黒人間に特攻する。
「おおおおおおりゃあああああああああああああああああっ!!」
まずリンが蹴りを放ち、
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!」
ライトが両手で螺旋ラッシュを放ち、翼を吹き飛ばす。
「何っ!?」
「テメェは吹き飛んどけこのやろう!!」
そして、最後に黒い雷槍を生成し、放った。
「<消滅黒雷槍>!!」
「くっ……!」
強大な爆発が起き、その後には何も居なかった。
「……逃げられた」
「だろうな………」
「くっそ!ここで倒せれば楽だったのに!!」
「まぁ、皆が無事で良かっただけ良しとしようぜ」
俺達は地面に降り立つと、
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