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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第9話:酒は飲んでも飲まれるな
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は、責任を感じて戸惑ってる。
「クビ……と言うか、死刑?」
「「「えぇぇぇぇぇ!!!!」」」
静寂が支配してた店内を轟きが跳ね回る。
「当然だろ……王族をレイプしようと企んでたんだから。
彼女
(
リュリュ
)
が酒に強かったから、最後まで完遂した者が居なかっただけで、今日私が気付かなければ何時か誰かがコンプリートしてたかもしれない。そんな事を聞いて、世の中の父親が上機嫌になると思ってるのか?」
彼女の父親が誰なのかを皆思い出したのだろう。
中には涙を流してる者も居るぞ。
リュリュは国王代理までも勤めた人物なのだ……なのに不埒な思いを滾らせるなんて言語道断。
「流石に一族諸共極刑というのは免除して貰う様嘆願するが、自尽が許されるとは思わない事だ」
「だ、ダメだよ……そんなのダメだよ! 私お父さんに謝るから……だから……」
やばい……言い過ぎたか? 私の腕にしがみつきリュリュが泣きながら懇願してくる。
「私も出来る限りの事はするが、陛下がどのくらいお怒りになるか……なんせ大切な娘が、欲望丸出し男共の魔手に落ちそうになったのだから」
何とかリュリュを落ち着かせつつ、まだまだ苛める事を止めない。
とは言え、収拾を付けなければならないので、リュリュに「今日は取り敢えず帰りなさい」と告げ、彼女を帰らせる。
そして私も、自分と部下の分の飲食代をテーブルに置き、店を後にする。
スピーア以外の部下には「また今度埋め合わせをするから」と告げ、今日の飲み会が台無しになった事を謝り……
絶望に打ちのめされてる連中の顔が、私の笑いを誘う。
勿論、連中の前で笑う事はしない……
私が味わった心労を少しでも理解させたいから、一晩生き地獄を体験するが良い。
ピピンSIDE END
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