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Angel Beats! the after story
番外編 年始の未明
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とや。思い出してみ?」
*
『NHK紅白歌合戦。紅組には大人気ガールズロックバンド。Girls Dead Monsterがいます!』
『『『みなさんこんにちわ!』』』
『みゆきちファンのみんな〜!み☆ゆ☆き☆ち☆だお!』
『『『……………………』』』
『………………えっと。関根さんはなぜ紅組なのに、青い服装なのですか?』
『可愛いからに決まってますよ。てへェ?』
『…………………続いて白組には』
*
嫌な記憶は忘れやすいんだね。酷かった。あれは。
「第三の青組作ってんじゃねぇ!お前のせいで紅青白歌合戦になってたんだよ!読みづらいわ!歴史をぶち壊すなや!どこの革命家なんや!あぁ!?」
「可愛いみゆきちに免じて許してちょ」
火にハイオクを注ぐなんて。
「ほんまにどついたるわ。我慢できへん。ジョッキ貸してくれへんか?」
「落ち着きましょうよ岩沢先輩!ここで傷害事件なんて起こしたら、大変ですって!」
ジョッキを使ったらみゆきちが死んじゃうよ。
私の宥めが功を奏したのか、落ち着きを取り戻した岩沢先輩。
「まだあるんや。歌う直前にな」
頭が痛くなってきたよ。
*
『お待たせしました!ガルデモのみなさんです』
『今年最後の演奏!全力でするんで、応援よろしく!』
『みゆきちのドラム捌き見せても、いいかな?』
『………………』×大勢
『い、い、か、な??』
『………いいとも〜』×大勢
*
「なんでそれをぶっこんできた!?お前はタモリさんに恨みでもあるんか!!なんで観客も巻き込むねん!司会もえっ!?えっ!?どうすんの?みたいな顔してたんやで!」
「でも、結果盛り上がったじゃないですか」
「あれはひさ子が、馬の尻尾をデスメタルバンドみたいに揺らしてたからや!」
テンションが上がっただけかと思ってたけど、そんな深い理由があったなんて。それと、まだ馬の尻尾って言ってるんですね。
「あれは、正直ポニーテールが彼方に飛ぶかと思ったな」
ポニーテールを摩りながら感想を述べるひさ子先輩。同情します。
「だからあんなに馬鹿みたいに頭降ってたんですね。納得納得」
「おい、岩沢。新メンバーの募集しといてくれ」
「合点承知之助!」
殺る気満々の返事の岩沢先輩。
あのひさ子先輩をも怒らせるなんて、みゆきち恐ろしい子!
「待ってください!さすがに年明け早々にメンバーが変わってたらヤバイですって!深呼吸深呼吸!」
スーハーと息を吸ったり吐いたりする二人。さ、酒臭い。
「悪いな関根。迷惑をかけた」
一応落ち着
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