勇者と狩人と神のシモベ
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ドラドラドラドラドラドラドラァッ!!」
某スタンドの如く加速し続ける剣筋は、やがてモドキの刀を折った。
「「何っ!?人間ごときが………っ!」」
「「人間を嘗めるんじゃねぇええええええええええええっ!!!!!」」
途端、アルマから貰った何かが光ると、それはリングになって指に収まる。
そして、知らぬ間に俺達は叫んだ。
「迅王牙ァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!」
「英雄剣ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンッ!!!!!!!!」
それは黒雷となって落ち、ライト達を包む。そして、それが弾けたとき。
「全てを葬る翡翠の雷!雷獣の狩人、ライト!!」
「闇を纏い、闇と共に歩みを続け、人を守るために人を切る。漆黒の英雄、ライト!!」
『黒雷と共に今、貴様らに絶望と死を与えてやる!!』
「「ふざけるな!!」」
「ライト!行けるな!!」
「おう!さぁ、審判を開始する!!」
ライト達の腕に黒雷が纏い、それは螺旋を描いた。
「滅殺剣狩人複合スキル……」
「滅殺剣英雄剣複合スキル……」
「「死ねぇええええええええっ!!」」
そして、一瞬のすれ違いが起こり、
「「<螺旋加速>!!」」
ダークモドキが消えた。
同時に姿が元に戻ると、アルンが元の景色を取り戻した。
一方。
「へぇ……流石だね」
「っ……アルマ、貴方は何を……っ!」
アルマはジェイダが居る部屋で、空間の変化を感じとっていた。
「君が持っていた欠片を渡しただけに過ぎないよ」
「アルマ……貴方って人は……っ!」
アルマに殴り掛かろうとするジェイダは、すぐに痛みで動きを止めた。
「無茶はしない方が良い。暫くすれば元に戻る」
「……貴方は、人間が嫌いなんじゃ無いの?」
「嫌い?ある意味ではそうだね。でも、君はニンゲンではない、そうだろ?」
「……っ!」
アルマの言葉に、ジェイダは息を詰めた。
「僕達の教えでは、ニンゲン以外は皆仲間、と言う教えさ。つまり、ニンゲン以外は全て同志と言うこと。仲間は守れと教えられて来てるんでね」
アルマはそう言うと、部屋から出ていこうとする。
「……アルマ、一つだけ聞かせて」
「なんだい?」
「……何故、鍵を渡しに行ったの?」
「気まぐれ……と言いたいところだけど、ダークネスウィング……彼も人外の存在だ。助けるべき仲間、と見ただけさ」
アルマはそう言うと、部屋から出ていった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ