二弾 再会する者、企む者、怒る者??
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での注意点や武偵が守る決まりを知らされ当面の間、寝床となる寮を紹介された。
ルームメイトは俺達の他に一名。
探偵科の二年生。当然ながら男だ。
「さて、と。このまま唸ってても仕方ねえし、ちょっくら外を散歩してくるかな」
玄関に向かい靴を履いた俺が扉を開けるとこの部屋の扉の前、通路に、長いピンク色の髪をツインテールに結んだ小柄な少女が扉の前に立っていた。
「あら、トレインじゃない。
出かけるの?」
「ああ。ミルク買うついでに散歩して来る」
「ふーん。
なら帰りにコンビニで桃まん買って来なさい!」
何で命令口調なんだよ?
と思うが口に出すと大型拳銃で銃撃されるので口には出さずに頷いておいた。
ここ数日、この少女と過ごしたが何か言えば口より先に銃撃してくるので大人しく従うことにした。
本当ならやり返してやりたいところだが子供の体で挑んでも満足に動けないのと、サヤの一言、『アリアちゃんに手を出したらわかるよね?』の背筋が凍るような言葉により反撃ができないのが現状だ。
「それとこの間言ったこと考えてくれた?」
「この間?」
「私の奴隷になることよ!」
______ピキッ。
俺の中でアリアに対する怒りの感情が浮かぶが相手は小ちゃな幼女。奴隷の意味も知らない子供が言ってることだと言い聞かせて無視してアリアを押しのけて玄関から通路に出て通路を歩く。
歩き出した俺の後をトコトコと付いてくる幼女。
「ちょっと待ちなさいよ!」
「……」
「待ちなさいっていってるでしょ!
トレイン!」
「……なんだよ」
「なんだよ、じゃないわよ!
アンタ人の話しを聞いてないでしょう」
「はあ〜」
アリアの言葉をそっくりそのまま返してやりたいと思う。
お前も人の話を聞かねえだろう??
「今はそんな子供みたいな姿になってるけど本当のアンタはかなりの強者よ!
私の直感だとSランク。
ううん、もしかすると世界で7人しかいないRランクと同じくらい強いのかもしれないわ」
何が嬉しいのか、興奮した顔で俺に話しかけてくるアリア。
正直、アリアが言うランクとかどうでもいい俺はあまり興味がないんだけどな。
「何がなんでもアンタ達にはあたしの奴隷になってもらうわ。
アンタと金次ならあたしのパートナーになれるかもしれないの!」
「……パートナー?」
俺が呟くとアリアは「あっ、しまった」みたいな顔をした。
「何で言っちゃたのかしらあたし」とか呟いたアリアが辺りをキョロキョロと見渡した後、俺の側に駆け寄ってくると耳打ちしてきた。
「アンタには話しておくべきね。
今夜、あたしの部屋に来て。パートナ
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