二弾 再会する者、企む者、怒る者??
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「久しぶりですね。
NO.XIIIさん」
「なっ、ナンバーズだと?」
スヴェンが驚きの声を上げているが、どうやら見抜けなかったみたいだ。
無理もねえか。
突然異世界に来て、さらに姫っちが倒れたんじゃあ、考える余裕なんてなかっただろうしな。
「自信作だったんですけど……さすがは生きる伝説『黒猫』ですね!」
「へっ、お前は相変わらずだな。
お前がこっちに来てるって事は他の時の番人も来てんのか?」
「はい。
といっても実際に会ったのは貴方を含めて4人ですけど」
「残りの3人は誰だ?」
「セフィリアさんとジェノスさん、後はベルーガさんです」
セフィリアとジョネス?
彼奴らもこっちに来てるのかー。
「ま、待て!
リンスレットから聞いたがあの戦いの前にベルーガは死んだ筈じゃ……」
ショックから復活したスヴェンが思い出しかのように言ってきた。
「ええ。確かにあっちではベルーガさんは死にましたよ。
ですが、ほら。
こっちにも死んだ筈の人が生きているじゃないですか。
だから不思議じゃありませんよ」
そう言ってニコッと微笑むが、コイツの口からサヤの事を知っているかのような発言が出た事につい、警戒をしてしまう。
「あ、安心してください。
今の僕は彼女の家とは仲良くさせていただいてますから。
彼女が僕達と敵対でもしない限り何もしませんよ」
まるで、敵対したら容赦しない、かのような言い方だな。
相変わらず容赦がなくて、謎なヤローだ。
「あ、そうそう。
こっちの人達にスヴェンさんの身柄は預けますから、予め話した通りにしてください。
では僕達、0課の人間は今日は帰ります。
イヴちゃんの入院先はスヴェンさんから聞いてください。
ではまた。夏にお会いしましょう!」
そう言って、NO.Xを先頭にぞろぞろと男達が帰っていった。
「……面倒な奴が出てきたなー」
「クソッ。まんまと騙された……」
「どうやら話し合いは終わったようですね。
彼ら0課は内閣総理大臣直下のエージェント達ですから、我々とはまた違う組織なんですが……まあ、今はその辺の話しはいいでしょう。
さて、トレイン・ハートネット君。
君のような人達は実は昔から稀にこの国に迷い込んできました。
様々な童謡や劇、書籍にも登場しています。
『迷い人』としてですね。
武偵制度が出来てからでは、過去に全国で15人。
ここ、東京武偵高に限ればOBを含めて君で4人目です。
ですから君のような人達を受け入れる体制も用意できてます。
まあ、さすがにそのような姿になっていたのは想定外ですが……」
校長が状況の説明を始めた。
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