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ウルキオラの転生物語 inゼロの使い魔
第3部 始祖の祈祷書
第2章 ルイズの恋煩い
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るだろうな」

ウルキオラは嘘偽りなく言った。

なにせ、あの爆発は虚弾と同程度の威力があったのだから。

「まあ、時期がくればおのずとわかる」

ルイズは答えない。

「寝たか…」

ウルキオラはルイズが寝たのを見て、ベッドから起き上がった。

そして、いつもの椅子に腰かけた。




ルイズはウルキオラがベッドから離れるのを見て、止めようとしたが、口が開かなかった。

ウルキオラに対して優しくなったのは、何度も自分を助けてくれた恩返し……。

でも、それだけじゃない。

異性に対して…まあ、ウルキオラは人間ではないのだが、こんな気持ちは初めてで、ルイズはどうしていいのかわからないのだ。

着替えをウルキオラに見られたくないと思ったのも、そのせいだ。

意識しだしたら、急に肌を見られるのが恥ずかしくなった。

本当だったら、寝起きの顔も見せたくない。

どうなんだろ……やっぱり好きなのかな。

これって好きなのかしら。

心の中でそんなことを呟きながら、ルイズはそっと唇を指で撫でた。

そこだけ熱した鉄に押し付けたように熱い。

結局わかんなくて、いやだわ、もう、と心の中で呟いて、ルイズは目をつむった。
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