第11話 三大ロボット怪獣激突〜人類最終戦争〜
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相手はいない。
数こそ強さなのだと。
ガイガンは目をさらに赤く光らせ、配下のドローン兵士たちに命令を下した。
「ドローンども、戻って来い・・・・リンチの時間だ。」
一方、ワシントンにいるフォードはジョアンナ軍曹と睨みあっていた。
ジョアンナ軍曹はフォードをにらみつけていた。
ガイガンに乗っ取られている彼女は今や彼の知ってる彼ではなかった。
「軍曹、お覚悟・・・・。」
フォードはそういうと、ジョアンナの顔に2,3発のストレートを食らわした。
彼のパンチを受けたジョアンナは後退しながらゆっくりと後ずさりを始めた。
さらにフォードは追撃をしようと彼女の顔に4発目のストレートを出そうとしたときだった。
「甘いな。」
ジョアンナの意識を乗っ取っているガイガンはそういうと義手を持ち上げて、フォードの首を再びつかんだ。
フォードは振りほどこうとするが、ジョアンナの義手の怪力は圧倒的だった。
ジョアンナの義手はそのまま、怪力とともにフォードの首を締め上げて行った。
すると、高く持ち上げフォードを空中高く放り投げた。
フォードは受け身をとるとジョアンナの目をみた。
その眼はフォードの顔を冷酷に映すと、彼女は追撃を食らわせるべく足を振り上げた。
フォードはその足をよけると、地面に素早く立ち上がった。
「目を覚ましてください、軍曹!」
フォードはそういうと素早く、片足の膝の部分を使いジョアンナの頭に蹴り上げた。
ジョアンナはゆっくりと後退していった。
利いている。
フォードはその長い足を使い、ジョアンナの頭を蹴りあげた。
ジョアンナは後退しながらゆっくりと下がって行った。
フォードは追撃を止めずに、第三の蹴りを食らわそうとしたその時だった。
彼女は素早くフォードの体を両腕で抱きしめた。
「軍曹?」
フォードはふと、彼女が目覚めたのかと思って期待した。
ついに、ようやく正気が戻ったのか。
フォードは抱き付いてきた彼女の体を抱きしめ返そうとしたその時だった。
ジョアンナの両腕はフォードの腹部をガッチリと抱きしめるとそのまま凄まじい腕力で彼の体を締め上げて行った。
「うっ!」
ガイガンの戦略だったようだ。
フォードはそのまま怪力で締めあげられていった。
「愛した女に抱かれて死ね。」
ガイガンはそう告げると、フォードの体を締めあげながら空中高く持ち上げた。
フォードの両足は宙に浮かび、意識は遠のきそうになっていった。
彼はもがき、暴れていたが、死の抱擁は解けることがなかった。
彼は無力に手を空中高くかざし、宙を仰いだ。
まるでいもしない神に助けを乞うように。
その頃、外で
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