第11話 三大ロボット怪獣激突〜人類最終戦争〜
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くと、そう言った。
ガイガンはゴーグルを赤くすると、鋭いカマを振り上げメカニコングに飛びかかった。
メカニコングはそれを避けると、左腕のエネルギーブレイドを展開しガイガンのカマとぶつかった。
二つは激しい金属音と火花を散らしながらとぶつかった。
ガイガンとメカニコングは日本の時代劇のサムライのように近寄った。
すると、ガイガンが余った方のカマでメカニコングの脇腹を突き刺しだ。
「ぐわああああああああああああっ!!」
サムは悲鳴をあげた。
痛い、とても痛い。
これがメカニコングとメカゴジラの違いか。
サムは脇腹を抑えると、地面に倒れようとしていた。
「君は弱いな、サム。」
サムにそう告げるとガイガンはカマを振り上げて、地面に倒れたメカニコングの首にカマを突きつけた。
まるで、死刑執行人が死刑囚にするように。
ガイガンは考えた。
例え首を切り落としても、中にいるサムは死なない。
だが、激痛は伝わるはずだと。
「教えてやろう、サム。搭乗したものに痛みが伝わるメカニコングと敵を傷つけることのみに特化した私は犬猿の仲だ。」
すると、ガイガンの背後からメカゴジラが接近してきた。
メカゴジラが接近したことに気づいたガイガンは素早く離れると、メカゴジラのほうに近寄った。
ダニエルはまた遭遇した、ガイガンのスピードはあまりにも速かった。
ガイガンは速さのあまり、残像がみえた。
ダニエルはその残像をみつめて、攻撃をしようとした。
だが、ガイガンは素早くメカゴジラの背後に近寄ると、カマを振り上げ攻撃しようとしていた。
「終わりだ。」
ガイガンはそう言った瞬間だった。
するといきなりメカゴジラは後ろを振り向くと、ドリル状の腕を使いガイガンのカマを切り落とした。
ガイガンの左腕にあったカマは激しい機械音とオイルを噴出しながら、一気に千切れ飛んでいった。
「バカな!?みえないはずだ!」
ガイガンは驚きのあまり声をあげた。
以前に闘ったときはガイガンの素早さにメカゴジラは追いついていなかった。
なのに、なぜ。
ガイガンはわからなかったが、理由があった。
実はメカゴジラの中にヒオがいた。
ヒオはコンピューターとしてのガイガンの意思を探知することはできなかった。
だが、実態を出してしまったガイガンの物体としての存在は探知することができた。
ガイガンが音速のスピードで、メカゴジラの背後に立った時、ヒオはガイガンの存在に気づいてしまったのだ。
「ガイガン、リベンジだ。」
ガイガンは相手が思っていた以上に強いと判断した。
強い。
だが、ガイガンはわかっていた。
どんなに強くても数で押せば勝てない
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