第11話 三大ロボット怪獣激突〜人類最終戦争〜
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た。
怪獣よりも反吐が出る悪魔。
彼は父ともいえるゴジラから、ゴジラ細胞を受け継いだ。
ガイガンは父であるゴジラがいないことに感謝した。
ゴジラがいれば自分が殺される。
ゴジラは自分よりも熱線の破壊力と腕力と耐久力で勝る。
彼はモナークの情報を検索した。
モナークは宇宙人とも交流があった。
あの銀河を支配する列強民族。
その民族の情報では、ゴジラが宙に放った最高出力の熱線はおろかなアメリカ大統領が放ったブラックホール砲を破壊すると、23の惑星を破壊しやがて、宇宙の最果てブラックホールに降り注ぎ、その奥地にある別の多次元世界の一つを破壊したという。
さらに列強民族の情報では、惑星を念力で内側から爆破できる超能力者がそのエネルギーを吸収され負けたらしい。
彼は確信した。
勝てるわけがない。
だが、彼はゴジラのその強さにひかれた。
やがて、彼はゴジラに代わって自分が地球のパワーバランスを保つ頂点捕食者になろうと考えた。
地球からいなくなったゴジラに代わり、自分がこの地球を守り、しいては宇宙を守ろうと。
フォード・ブロディはいずれ、その時がくれば最初に殺す。
その後は彼の仲間と、くだらないやつの家族だ。
ガイガンの赤いゴーグルは冷酷に光った。
破壊しつくされたホワイトハウスをみつめた彼は世界中に派遣したドローンたちへ指示を出そうとした。
『手あたり次第殺せ』
そんな時だった。
彼の赤いゴーグルにとあるものがみえた。
銀色に輝くロボット状の怪獣、メカゴジラだった。
以前倒したことがあった。
ガイガンはメカゴジラよりもスピードと持っている武器の数は上だった。
以前と同じく倒せる。
ガイガンはそう確信すると、背びれを青白く光らせた。
すると、次の瞬間だった。
ガイガンは背後に気配を感じると、すぐさま腕のカマを振るい敵を排除しようとした。
だが、敵はそれをよけるとガイガンの顔に鋭いパンチをお見舞いした。
ガイガンはゴーグル状にそれをみた。
髑髏をほうふつとさせる顔、銀色の超合金できた大きな腕、メカニコングだった。
「残念だが、ブロディ少尉。君の余計な奇襲のせいで、人類全体に対する攻撃を早めることにしたよ。」
ガイガンはメカニコングの通話回線を繋ぐと、そういった。
まるで勝ち誇ったかのように。
「ガイガン、俺はフォードじゃねえぜ!」
その声の主は全く違った。
低いガラガラ声だった。
フォードの声とは違った。
ガイガンの計算にはなかった。
だが、データベースには残っていた。
フォードの兄、サム・ブロディだった。
ガイガンはわかった、自分は罠にはまった。
兄のサムがメ
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