第11話 三大ロボット怪獣激突〜人類最終戦争〜
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ためなら何でもする、シンクレアに手を貸したのはそれが理由だ。二度とビンラディンや過激派のテロを防ぎ二度と人を死なせてはならんと。」
すると意外な人間が話に割り込んできた。
足をひきずったゴードン大佐だった。
ゴードンは野太い声でこういった。
「私も、あなたと同じ立場だったら参加していたでしょう。ですがフォードに濡れ衣を着せようとは思わない。」
ゴードンの足は銃弾で撃たれている。
さきほど治療を受けて、弾は取り除いたがまだ痛いはずだ。
提督はそんな彼をみて事の重大さがよりわかったのか、頭を抱え込んだ。
「私は、フォードにこの計画を明かすことで私やシンクレアを止めてほしかったのかもしれない。無意識的にな。」
すると提督はあるファイルを渡した。
そのファイルの中はガイガンプロジェクトというタイトルがあった。
「その中に奴のすべてがある、頼むガイガンを倒してくれ。」
フォードは迷うことはなかった。
首を縦にゆっくりと振った。
提督は悲しげに、車椅子を動かすとどこかへと去って行った。
フォードは提督の丸くなった背中をみて、胸にこみあげるものがあった。
ベトナムの英雄、湾岸戦争や南米を駆けずり回った伝説の男。
そんな彼が今、ただの車椅子の哀れな老人だ。
そして、陰謀に加担した哀れな老人。
彼のためにもガイガンを止めなくてはいけない。
「ガイガンをやっつけよう!」
ヒオはいきなりそう叫んだ。
フォードはあっけにとられた。
「何を言い出すんだ?」
「ごめん、燃えちゃってさ。そのファイルの中身みようよ。」
フォードはヒオの言葉に従うようにファイルの中身をあけた。
そこにはガイガンの写真、ドローンの写真があった。
さらにはジョアンナと思われる女性の死体を改造しサイボーグに変えたこと。
ガイガンとジョアンナは同じAIを持っており、互いに情報を共有して動くこと。
そしてワシントンに行ったときに提督と立ち寄ったモナーク秘密本社ビルにあった検索システムで人々を監視し捜索していること、そのコンピューターを利用して適切な場所にドローンを配置して捜査していること。
そして、さらにガイガンはゴジラ細胞で動くことと、オスムートーの体、キングギドラの再生能力や超能力を使える事がわかった。
「ガイガンは人工知能で動くコンピューター怪獣だ、奴を倒すにはコンピューターウイルスをあいつのAIに送り込むしかないな。何よりもそれだけじゃない、奴個人が使っている検索システムや厄介なドローンどもを止めるにはあそこに行くしかない。」
「でも、あいつはそんな場所をがら空きにするわけがない。それにここに私たちがいる事もわかってる。」
「そ
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