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エクシリアmore −過ちを犯したからこそ足掻くRPG−
第二十五話 明けない夜に来る夜明け
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 っ…胸が、イタイ。クレインさまのコトバが。きっとクレインさま自身がイタかったから。

「くくくくっ……はははははは!! よくぞ言った、若造が。いいだろう。せいぜい玉座の重みを負って国の人柱となるがいい」

 クレインさまは答えないで、サーベルを脇に矯めて突き出した。
 ナハティガルの左胸を、クレインさまの刃が深く貫いた。




 これが終わり。長い長い夜の一つの結末。

 死体になったおっきい王様を見下ろしながら、クレインさまはずっと無言だった。
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