第10話 愛の在り処
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早いけど、プレゼントだ。受け取ってくれ」
軽やかに言いながら、一つのUSBを投げてきた田中。それを受け取りながら、小倉は首をかしげるほかなかった。
それは、田中の持ちかけたゲームの、始まりの合図だった。
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