修行編 その二
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お前はお前の道を行け。
殺してきた人を命を踏みにじっているんだ。
後悔のない人生を贈る事が、人の命を奪った人が行うべき事だと私は思う。」
師匠は二つある袋を俺に渡す。
「今日は久々に街で食うか。
きのこや山菜やらで飽きていただろう。
何を食べるか、どれくらい食べるかは縁に任せるよ。」
そう言って師匠は先を歩いて行く。
師匠がさっき言った言葉を俺は自分の中で噛み砕く。
(後悔のない人生、俺が目指す道。)
そして、砦で出会ったあの賊の話を思い出し俺は前にいる師匠に大声で言った。
「師匠!!」
その声に反応して振り返る。
俺は自分に決意するように言った。
「俺、王になります!
いつか、必ずこの国を平和な国にする為に!
そして、大事な人を俺の手で守る為に!」
これから俺は多くの人を殺す事になる。
大事な人を守る為に。
この腐った国を平和な国にする為に俺は戦う。
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