プロローグ
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異次元の世界、ラビリンス
23年前に先代、伝説のプリキュアによって命を落としたあの国家元首の無念の魂が黒ずくめではあるが、人に近い姿で復活した。メビウス総統である。
「クライン、メビウス様がこんな姿に。」
「オオッ、あの恐慌がこんなに効果を表すとは。」
「ハハハハハハハハハハハハ。ノーザよ、クラインよ。よくぞ私をここまで復活させてくれた。感謝
する。」
「メビウス様。」
「今度こそインフィニティを手に入れ、世界を我がものにしてやる。」
「メビウス様、どのような戦略をお進めするざーますか。」
「我が国は管理国家。世界中の個人情報を集めまくるのだ。そして、個人情報名簿入手困難な
国に対しては、容赦なく戦争を仕掛けよ。」
「名簿の収集ざーますか。」
「そうじゃ。」
「いかがでございましょう。我が軍スパイ部隊を世界各国中お送りするざーます。これでいがざーますか?」
「流石はノーザ。まずは、スパイ特殊部隊を送り込め。」
「ハッ。」
別異次元世界内、スウィーツ王国、首都アラモード内産婦人科病院
「オギャーオギャー」
「産まれた。」
「元気な女の子よ。」
「あなた、お名前決めている。」
「シフォンって名はどうだ。」
「シフォンね。良い名前だわ。」
アラモード内ナノ研究所
「何、ショコラはいないのか。」
「奥様出産間近でやむなく病院へ行きました。」
「この事態に。仕方ない。戻って来るまでここで休むぞい」
ラビリンス、陸軍本部
軍幹部兵士を集め作戦会議をしていた。
「良いざーますか?世界各国へ行き、住民台帳をはじめとする数々の名簿を集めるざーます。」
「名簿ですか?」
「お安い御用です。」
こうして、ラビリンス軍幹部をはじめ准尉及び曹官も含め、世界各地へ出動し始めた。その中の
一人、サウラーだけが新人教育鍛錬所へ向かった。そう、ウェスターに会うためである。ウェスターは当時、まだ曹長の階級であります。
スウィーツ王国、ナノ研究所
「これは長老、一体何がありましたか。」
「大変なことが起こったのじゃよ。世界恐慌じゃ。」
「これは大変だ。79年前以来の出来事!確か10年位後に第2次世界大戦が起こり、たくさんの人々が命を落としたあの大戦争は、何が何でも避けなけれはならない。」
「じゃが、あの国は戦争したがるでいかん。先軍政治の管理国家じゃからの。」
「ラビリンスですか。23年前に封鎖したから簡単には攻め込めないはずですが。」
「そうじゃ、不幸のゲージが満タンにならない限り、ラビリンスへ直接通じるワープ通路は、封印を
解かない限り通過できないはずじゃ。」
「だが長老、地下金庫に保管してあるイ
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