無印編
序章
第四話 就職先決定
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〜sid悟志〜
すずかを宥めた後、俺は紅茶を飲み干してしまった為ノエルにお代わりして貰うと忍が何かを思いついたかのような顔をして話した掛けてきた。ちなみにすずかは顔を真っ赤にしてどこかに行ってしまった。たぶん自室にでも行って考えたいことでもあるんだろう、これからの自分のことについてとかそういうのは大切なことだからゆっくり落ち着いて考えてもらいたいものだ…
「ところで悟志君はこれからどうするの?」
「どうするというのは?」
「だから、お金とか学校とかをどうするのかってことを聞いてるのよ」
「金は貯蓄がかなりあるからしばらくは問題ない。学校は俺の学力ならば行く必要がない」
そう言うと忍はクスクスと笑った。
「でもそのうちみんなに追い越されて大恥をかくことになるわよ〜」
俺はその発言に対し大きくため息をついた。この世界について何度目のため息だろうか誰か教えて欲しいものだ。
「その心配はない。悪いが俺の学力は大学卒業レベルだ」
「え?!」
「それから日本語以外にも英語、ロシア語、中国語、フランス語、ドイツ語などのこの地球上の人間が使う言語なら全て話せる。まあ俺の知らないうちにできた言語は無理だがな、例えばどこかの民族特有の言語なんかはな」
そう言うと忍は「そ、そうなんだ〜」と言いながら紅茶を飲んでいたがカチャカチャと音が鳴りかなり腕が震えていた。俺も一緒になって紅茶を飲んでいるとまた忍の方から話しかけてきた。
「で、でもさ、学校は行ったほうが良いんじゃないかな〜……」
「なぜだ?」
「だって悟志君はその見た目相応の年齢で戸籍作っているじゃない?だったら学校行かなきゃ市役所から通達が来るわよ学校に行きなさいってそれに……ほら、高町なのはちゃんが困ったことがあったら助けなきゃいけないんでしょだったら学校に行った方が合理的でしょ?ね?」
俺がなのはの手助けをしなくてはならないのかは恭介あたりにでも聞いたのだろう。だが確かに合理的な話だ、だが…
「忍よ、確かにお前の言うとおりそれは合理的だ、だがなぜお前はそこまでして俺を学校に行かそうとする。その理由が分からん、それが分からない限り学校には行く気にはなれないな」
「そ、それは〜……だっていくら何でも一人じゃすずかが可哀想でしょ…」
「一人?すずかには親友が居ると先ほど自分から言っていたではないか。なのになぜすずかが学校で一人なのだ?」
「同年代のすずかの友達ですずかの悩みを知っているのは悟志君くらいでしょ…だからすずかも自分のことで学校でも悩んでしまうことがあるかもしれない…だからすずかの隣に居て欲しいのずっとじゃなくていい、学校でもどこでも気軽に相談できる相手になってほしいのよ。それにタダでとは言わない、もしすずかと同じ学校に行ってくれるという
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