マブラヴ
0839話
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い心配か。
「意外とアメリカ辺りにまたBETAの着陸ユニットが降ってくるとかだったりしてな」
そう口にするが、実際そんな事は有り得ないだろう。現在はSHADOWと呼ばれている国連宇宙軍の防衛線が敷かれており、それが出来上がってからは基本的には着陸ユニットは宇宙で全て撃退されているのだから。
まぁ、何らかの偶然が重なって着陸ユニットが落ちてきたとしても、俺達がいる以上は特に問題は無くBETAの殲滅は可能だろうが。
そうなれば着陸ユニットに存在しているG元素を……いや、待て。もしかしてその着陸ユニットの所有権の問題でアメリカ辺りと敵対する事になるとかか?
普通に考えれば、俺達という未知の勢力との協力体制を築くのが先だろうが、それを押さえてでもG元素を確保したいと思う奴がいる可能性はある。
何しろ言葉通りに俺達は未知の勢力であり、どのような利益をアメリカにもたらすのかも未知数だ。それに対して、G元素は確実にアメリカの利益になるのだから。
「アクセル?」
考えに沈み込んでいると、不意にレモンがこちらへと視線を向けてきた。
いや、レモンだけではない。ブリッジにいる量産型W以外の全ての者がこちらへと視線を向けている。
「いや、何でも無い。ただ、色々な意味で今回のこの遠出は面白くなりそうだと思っただけだ」
そう告げ、ゆっくりとシロガネを案内するように進むアメリカ軍の艦隊の後を追うのだった。
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