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転生とらぶる
マブラヴ
0839話
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を出撃させて何か間違いがあったら不味いだろうし」
「ふんっ、小賢しい真似をする」

 スレイの言葉を聞いていたイザークが吐き捨てるように呟く。
 基本、直情径行気味だからこの手のやり取りは好きになれないんだろう。
 ……原作とDESTNIYだと、SEED終了後に最高評議会議員にまでなって、この手のやり取りにもある程度対応出来ていたんだがな。この歴史だとSEED終了後に真っ直ぐシャドウミラーへと入隊したから、多少成長したとは言っても気性はSEED時代のままなんだよな。
 もっともその代わりという訳では無いだろうが、パイロットとしてはSEED時代と比べると比較にならない程上がっているんだが。
 何だか、以前もこんな事を考えたような覚えがあるな。
 そんな風に内心で考えていると、ようやくドワイト・D・アイゼンハワーを始めとした軍艦が回頭し終え、進み始める。 その速度は、この世界の艦としては十分に速い方なのだろうが、それでもやっぱりシロガネに慣れているとどうしても遅く感じられた。
 映像モニタに映し出されるその姿を見ながら、レモンへと声を掛ける。

「レモン、一応聞いておくが機体の状態は万全だな?」
「ええ、勿論全機問題無いわ。……けど、神経質過ぎない?」
「確かにな。この世界の者達もオーストラリア政府から私達の戦闘力は知らされている筈だ。まさかアクセルが以前言っていたように、本気で待ち伏せをするなんて事は無いと思うが?」

 俺とレモンの会話に、実働班の隊長でもあるコーネリアが口を挟む。
 まぁ、実際に戦闘になれば一番忙しくなるのは実働班なんだから、その辺が気になってもしょうがないが。
 そんなコーネリアの言葉に、俺はゆっくりと首を横に振る。

「いや、確かにコーネリアの言う通りなんだが……何か、妙に胸騒ぎのようなものを感じるんだよ」

 あるいは、念動力が何かを教えているのかもしれない。
 このパターンは結構珍しいが、それでもマブラヴ世界である以上はBETAが敵だと思いたいところだな。
 ある意味冗談でもあった、国連総会が囮だって可能性も無きにしも非ずだが。

「アクセルの嫌な予感は当たるからなぁ。出撃の準備は整えておいた方が良さそうだな」
「ふんっ、このような状況にも関わらず人間同士で争うとはな。……救いがたい」

 ムウの言葉を聞いたムラタが腰にぶら下げた日本刀の鞘へと手を伸ばして不機嫌そうに呟く。
 ……一応シロガネの中だから問題にはならないが、さすがに武器を持った状態で国連総会の方に顔を出す訳にはいかないだろう。
 まぁ、向こうで直接国連総会に出席するのは俺だけで、そのお付きとして外交担当のエザリアとレオンの2人がついてくる形になっていて、他の面々は参加するにしても映像モニタを通してだからいらな
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