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たのか。だとしたらなぜ幼女に。というかやつはこんな半分寝ているようなぶつ切れの喋り方ではなく、もっと、そう、マシンガンのような喋り方だったはず――――
等々と、二室が悶々としていると、少女が答えた。
「生まれ変わった」
「……あり得ない……」
あまりにも奇想天外すぎる事態に、頭を抱えざるを得ない。
だが今更、そんなことを呟いても無駄だ、と、即座に考え付いた。なぜならば――――あの日。自分にAA能力が出現した瞬間に、既に日常など崩れ去ったからだ。
あれ以来、ずっと”奇想天外”は続いていた。これもきっと、その続き。
一体何が起こるのかと、二室が身構えたその時。
ぐぎゅるる〜
といった可愛らしい音がした。少女のお腹が鳴った音だった。
「お腹すいた……ご飯」
ちょっとまて。何で命令されなければならないのだ。
呆れて物も言えない二室。
「はやく」
急かす様に見上げる、《女神》の生まれ変わりを名乗る少女。
それを受けて二室は、面倒なことに成った――――と、頭をかくのであった。
しかしこの時、二室には知る由もなかった。
まさかこれが、新たな動乱の幕開けの一ページでしかないことを。
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