−Six Samurai vs Ninja−
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扱われている《六武衆の師範》に《六武衆の師範》。そして発動された《忍法 超変化の術》……その効果により、《六武衆の師範》は忍法の生け贄となる。
「守備表示のHANZOと六武衆の師範をリリースし、デッキから《白竜の忍者》を特殊召喚する……!」
先程と全く同じ手順で、ケンジのエースである《白竜の忍者》が降臨する。アイは2枚目の《忍法 超変化の術》がない、と高を括っていた自分自身を自省すると、ケンジが《白竜の忍者》で飛び立つ前にザンジに攻撃を命じる。
「《六武衆−ザンジ》でHANZOに攻撃! 人斬りの矛!」
「……やれ、HANZO」
ザンジとHANZOの攻撃力は同じ1800。不可解な相打ち狙いで何か狙いがあることは明らかだったが、ケンジには何もすることは出来ない。HANZOに迎撃を任せると、自分は《白竜の忍者》で飛び立つ準備を優先する。
HANZOは主の命令に黙って従うと、接近するザンジに向けて手裏剣を連射する。イロウ、ヤイチと葬ってきた手裏剣がザンジへと向かう――が、その手裏剣はザンジには届かず、ニサシが身代わりとなって受けていた。
「六武衆には仲間を身を挺して守る効果が備わっている!」
武士はまず結束を尊ぶ。そう象徴するかのように、六武衆たちの効果はいずれも他の仲間たちがいないと発動出来ないないし、他の仲間たちのサポートをする効果となっている。……そして、自らを犠牲にして仲間を守る、身代わり効果すらも。
本来ならば相打ち。だがニサシが手裏剣の一斉射を身代わりに受けて破壊されたおかげでザンジは破壊されず、ザンジの矛がHANZOを捉えて破壊する。同じ攻撃力のためにダメージはないが、アイはケンジのフィールドの忍者を減らすことを優先した。
『ケンジ選手、再び大空に飛翔するぅっー!』
「ザンジ!」
しかし、役目を果たしたのはHANZOも同様。HANZOが手裏剣でザンジを足止めしている間に、《白竜の忍者》は飛翔の準備を終える。竜のエネルギーに乗ったケンジに対し、アイはただ一言ザンジの名前を叫ぶと、思いっきり《六武の門》からジャンプした。
ザンジはその声に応じるかのように、アイの着地地点へと移動すると、アイが着地する瞬間に踏み台となる。そして、そのままアイをさらに高くジャンプさせると、アイは飛翔しようとする《白竜の忍者》に無理やり乗り込む。
「相乗りと洒落込ませてもらうでござる!」
「……貴様……!」
《白竜の忍者》がアイを振り落とさんと急旋回するが、自らの主であるケンジすらも振り落としてしまっては本末転倒と、全力で振り落とすことが出来ない。仕方なくそのまま、《奈落への起爆》によるダイナマイトで爆発した酒場へと飛翔する。
「拙者はカードを二枚伏せ、ターンエン
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