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ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
フェアリィ・ダンス編 哀しみを背負った男達
運命の剣
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チが目に入った。そこにいたのは―――――――――。

「剣崎・・・!?」

彼奴は笑っていた。その笑顔は、俺達から去る前のものと変わっていない。

(はじめ)

剣崎は俺の名を呼んだ。思わず近づくと、剣崎は消えていた。

「お前は、人間達の中で生き続けろ・・・」

声が頭の中に響く。俺は剣崎の言葉を噛み締め、花をベンチに置いた。

花の名は、アマリリスとグラジオラス。前者の花言葉は誇り。後者は剣、切り札と言う意味がある。

なぁ、剣崎。見ているか?俺は・・・。俺は・・・、平和な日常を生きている。

お前が救ってくれた世界は・・・平和だよ。

俺はゆっくりと銀杏並木を歩き始めた。

だが・・・目の前には灰色の世界が広がっていた。それは、ディケイドが移動するときのものに似ている。

「俺に行けというのか・・・剣崎」

俺はメールを打って、遙香さんへと送信する。

「お前がこの世界を救ったように・・・。目の前の世界にも何かあるのなら」

俺は、その世界を救おう。お前と同じように。

俺は、剣崎が言っていたことを思い出す。

誰かのために走る、それが仮面ライダー!!

「剣崎、俺も・・・誰かのために走ってみようと思う」

目の前の世界で、助けを待っている奴のために。

俺は、灰色の世界へと一歩踏み込んだ――――――――――――――――――。



             to be continued・・・?
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