第六章 正義の在り処編
第百九十一話 『スターズ隊の戦い、驚愕するティアナ』
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オリヴィエ、スバル、ティアナ、ヴァイス率いるなのはのスターズ隊はある施設の守りについていた。
この施設には数人の最高評議会の息のかかった者たちが入れられている場所だ。
そんなこともあって厳重に見張りがされていた。
なのは達と他の部隊の人も含めて五十人くらいはいるだろうか………?
そんな中を総合指揮することになったなのはがみんなに向かって挨拶をする。
「………さて、こうして急場しのぎで集められた部隊ですが私がこの部隊の指揮を務めることになりました高町なのは一等空尉です」
それから各部隊の代表のものとも挨拶を交わしていきなのはは早速とばかりに本題に入る。
「さて、それでですがもうじきここにもジグルド元提督が率いるブリューナク隊とキリングドールの兵隊がやってくると思います。もちろん狙われるのはここの施設に入れられている最高評議会の息のかかった者たちだと思われます。それで私達は彼らを守るためにここに集まったわけです」
「しかし、高町一等空尉。彼らはジグルドさんのいう通り犯罪者です。だから………」
「だから、なに………?」
ある一人の魔導師がそう言葉を続けようとしてなのはの睨みも効いた笑みに萎縮してしまい言葉を途切れさせた。
しかしなのはもわかっている。
こんな状況になることは目に見えていた。
最高評議会のメンバーもジグルドも両方とも犯罪者。
しかし、ジグルド達はその犯罪者を粛清と称して殺しにかかってきている。
気持ちは分からなくもないがそれでも人殺しを黙って見過ごすほど落ちぶれていない。
こんな時のために今まで培ってきた守る力をたとえ犯罪者だとしても守るのが管理局魔導師の責務だ。
その旨を吟味して説明していく。
そしてその発言した魔導師も「はい、了解しました」と言って納得してそれからは作戦進行の成り行きを黙って聞いているのであった。
そんな姿を見てスバルとティアナは思念通話である会話をしていた。
《ねぇねぇティア。やっぱりなのはさんってかっこいいよね! こんな時に冷静に作戦を立てているから》
《こんな時だからよ。一人でも冷静を欠いたら相手の思うつぼだからね。はぁー………》
ティアナは思念通話でため息をつくという器用なことをしていた。
そんなティアナの態度にスバルはふと不思議に思ったことを聞くことにした。
《なんか、ティア。不安そうだね》
《そうかしら………?》
《そうだよー。なんかいつも以上に不安に駆られている感じだよ? もうリオンは助け出したんだから後はジグルドさん達を捕まえるだけ、簡単じゃないけどいつも通りの実力を出せばなんとかなるって!》
《それだけなら、いいんだけどね………》
そう言ってティアナは胸に手を添える。
なにか不安なのだ。
この気持ちはリオンとパ
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